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2018

~巧より強たれ~『#6と日本一へ』菅原惇司


みんなの功より強たれを読んでいると、



4年間を振り返るようなテーマが多い。





みんなどこかで飽きているような気がするので、



少し違ったテーマにしようと思う。





俺はある一人の男にフォーカスしてつらつらと書いていこうと思う。





興味なくてもどうか最後まで読んでほしい。





俺はそいつと中一で出会い、大学四年の今まで同じ学校同じ部活だ。





こんなに長く濃い関係のあるやつは他にはいないだろう。





今ではそいつの好きな女子のタイプや、




嫌いな食べ物、好きな食べ物、性格、思考など




色んなことがわかるようになってしまった。





ちょっと気持ち悪い。





校庭を上履きで遊んでいて怒られた時、




休みの日にサマーランドで死ぬほど騒いで死ぬほど笑った時、




中学高校どちらの最後の試合でもあっけなく負けてしまい悔しかった時、




朝方までPS3のウイイレで遊んで楽しんでいた時、




どんな時にもそいつはいつも近くにいた。





ちょっと気持ち悪い。





そんな中高を過ごしていたが、大学のサッカー部には入らなかった俺とそいつ。





なにをしようか悩んでいたが、




成蹊でラクロスをしていた兄の影響もあり、




俺はラクロス部に入ろうと思った。





サークルでサッカーをして大学生活を送るという道もあったかもしれないが、




どこかそれは俺の性格に合わなかった。





部活にいたいという気持ちが強かった。





そしてそいつも同じような気持ちを持っていると長年の付き合いからわかっていた。





だから、まだ何をするか迷っていたそいつに一緒に入らないかと誘ってみた。





案の定入部すると言ってくれた。





ちょっと気持ち悪い。





俺はシーズン前の学年ミーティングで目標を一つ言ったと思う。





覚えていないかもしれないが、




それはそいつと一緒に早慶戦に出場して勝つということだ。





この目標が達成できた時はめちゃくちゃ嬉しかった。





これまでで一番嬉しかったかもしれない。





ただそれは早慶戦までの目標だ。





それからの俺の目標は、全日にそいつと一緒に出場して日本一になることだ。





日本一になって、死ぬまで一生自慢しよう。





俺らがサッカーをやめ、ラクロスをすることを笑った奴等に自慢しよう。





中高と同じように負けて引退するのはもう嫌だろ?勝って終わろう。





そして念願の祝杯をあげよう。




MF(#4)菅原惇司



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