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2016

〜巧より強たれ〜 『悔しい思い。』 山岡光太郎





思い返すと、先輩や同期の期待を裏切り続けてきてしまった4年間だと痛烈に感じる。





3位になったサマー。





先輩たちのサマー連続優勝の伝統を崩してしまった。準決勝で東大に0-4で完敗。俺は何もチームに貢献できなかった。






予選敗退したあすなろ。





先輩たちが4年連続で優勝していたことや、あすなろ前の練習試合で負けなしだった事もあり、本当に失望した。最弱世代、狭間の世代の名が定着した。






先輩の4年間を終わらせてしまった、2年生時のBリーグ全日決勝。





4年生のロングが大多数を占める中で、2年ながらボトムの一角として出させてもらったにも関わらず、俺のミスで負けた。光太郎のせいじゃ全くない、と先輩たちは言ってくれたが、確実に俺のミスが失点に直結していた。あの時の先輩たちの涙を、今でも忘れることができない。






全く力になれなかった去年のfinal4。





リーグ戦当初は試合に出ていたが、リーグ戦半ば辺りから注意力散漫なプレーを連発し、final4で出たのはマンダウン時のみ。試合が終わった後、自分の無力さと悔しさに涙が止まらなかった。






4Q残り1分で逆転された今年の早慶戦。





早慶戦に出れない4年生もいる中で、チームの代表として、今までにない責任感を持って臨んだ早慶戦。4Qの最後3分くらいは、負けた後にビデオを見るまで何があったのか思い出せなかった。いつの間にか同点にされて、いつの間にか逆転されていた。そんな印象の試合。






今までの4年間を思い返せば、楽しかった事よりも、辛かったことや苦しかったこと、そして悔しかった事の方がすぐにたくさん思い出される。






それでも今俺が、まだみんなとラクロスをしたい、絶対に負けたくない、と強く思うのは、自分が負けず嫌いな事もあるけど、それ以上に、ありきたりだが、本当に同期の存在が大きい。






常にチームの雰囲気を気にかけている博。





スーパープレーでチームを引っ張る大。





他人に厳しいが、それ以上に人一倍努力して自分に厳しい大雅。





クールな外見とは裏腹に熱いモノを持ってる正幸。





たまに怖い位に負けず嫌いな皇希。





なんやかんやキチンとやる事やってる髭本。





実はラクロスに真面目なおーじろ。





4年が少ない中でBチームを纏めてくれた平と川本。





ウザいけど優しくてチームメイトに目を配ってる薫平。





良い感じにちゃらんぽらんな拓郎。





Cチームで一番必死に練習してる滉大。





留学してなければなぁと思う渉。





シーズン当初Aチームだったのに、チームの為にと学生コーチになってくれた敦也。





サマーでβが負けた時、選手以上に泣いていた矢治。





常に問題意識を持ってチームに還元しようとしてくれる新斗。





テキトーに見えて実はプレイヤーをちゃんと見ていて、適材適所で声をかけてくれる美月。





プレイヤー以上に負けず嫌いで熱いパッションがある由夏。





常に冷静に先を読んでプレイヤーをサポートしてくれるももか。






本当に俺は周りの人に恵まれてる。




滉大。



俺の事をラクロスに誘ってくれてありがとう。





滉大と出会ってなかったら、部活動なんて、ラクロスなんて絶対に始めてなかったし、今頃どれほどクソな大学生活を送っていたのかと思うと鳥肌が立つ。(笑)





今の滉大は本当に輝いてる。ちょっと火つくのが遅かった気もするけど(笑)Cチームの事を常に考えて、リーダーシップを取って、チームをまとめて。滉大がCチームリーダーになってから確実にチームの雰囲気は変わったよ。Aチーム以外のチームが各々でキチンとまとまってるから、Aチームのメンバーは自分の事に集中できてる。

本当にありがとう。






博。




この1年間、試行錯誤しながら一緒にDFを作ってきたな。





俺は博が主将で本当に良かった。博は今まで他のプレイヤーの事を下手だとか言ってけなした事が1回も無いよな。そういう人間性を持ち合わせた博だからこそ、この人を支えたい、勝たせたい、と人に思われるような主将なんだと俺はおもう。俺は、博を少しでも支えたいと思ってきたし、最後にはやっぱり胴上げしたい。弱い世代と言われ続けた逆風をいつも一身に背負わせてすまん。絶対に日本一になろう、俺らのDFで。






ももか、由夏、新斗、美月。




試合に負けるたび本当に申し訳なく思う。




プレイヤーではなくサポート役として、公式戦で優勝している代のスタッフと同じ、それ以上のサポートを俺らにしてくれているのに、優勝という経験をほとんどさせてあげられなかった事。強いチームをサポートしたいと思って入部しただろうに弱い世代と呼ばれてしまっている事、その名を共に背負わせてしまった事。




日本一の景色、今度こそ一緒に見よう。最後の最後、今度こそ、絶対に、悔しい思いはさせない。





後輩へ。



特にCチームなどでくすぶってる人たち。




どーせ俺なんて、とか腐らないで努力してほしい。




俺も2年生の当初、Cチームロング下から2番目の順位だった。今とは状況はずいぶん違い、せいぜいカナディ位しか出来ない狭さのグラウンドしか与えられなく、俺は腐りかけていた。





でもその時に先輩から、「諦めずに努力していれば、絶対に誰か見ていてくれる。だから一緒に頑張ろう。」と言われた。そっから懸命に努力して、最終的にはAチームのリーグ戦にも、少しだが出してもらえた。





俺は今年、自分のそういった辛かった経験から、そういう人達にも目を配ろうとしてきたつもりだったが、見切れない部分もあったと思う。申し訳ない。





でも、下位チームだからと言って、1人でも何か必死にやらない人がいたら、それは確実に、チーム全体の雰囲気を悪くする。逆に言えば、全部員が必死に取り組めば、どのチームも必然的に雰囲気は良くなる。そういうチームが強いチームだな、と感じる。





だから、上手くなる為、試合に出る為、友達に自慢する為、など、何でもいいから一生懸命に努力を続けてほしい。




努力している姿は絶対に誰か見てくれていて、絶対に報われるモノだから。





最弱世代と呼ばれてきた最高の同期と、俺はまだまだラクロスがしたい。終わらせたくない。





でも、ただ1つ言えることは、結果が全て。






負けたら最高の仲間もただの馴れ合い。仲良しサークル。






それは絶対に嫌だ。俺らはそんなんじゃない事を証明しよう。






まずは明日のfinal4。





相手は俺たちの代が弱いと呼ばれ始めるキッカケとなった因縁の相手、東大。






悔しい思いはもういらない。






【俺にできるのか?、なんて考える前に、

何を成し遂げたいのか。

出来そうな事の中から探している内は、

きっと何も見つからない。】






本当に、その通りだと思う。






明日のfinal4は、ここから最強世代となる最高の仲間と、日本一を獲る為の、第一歩。





勝つ。





勝って、紺碧の空を。





滾れ。




DF  #91  山岡光太郎

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