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2017

〜巧より強たれ〜 『悔しさも財産に』藤野大輔




今までのラクロス人生を振り返ると




1年生の時はサマーで数分しか出場できず




ウィンターではろくに活躍もしてない




あすなろでは同期と初めて負ける瞬間を味わって




胸が苦しくなったのを覚えている。




きっとそれは、同期が悲しむ姿を見て、自分がなにもできてないことに対して情けなかったから





2年生になり、Bに呼ばれたりしたけど、結局、戦力になれず、Cに落ちて、ポジションもATにコンバートした





3年生でも最後は結局、戦力になれずに終わって、そんな自分が本当に不甲斐なかった。





思い返してみるとほとんど悔しい思いしかしてこなかった。





それでも、辞めたいと一度も思わなかったのは、この部活の同期が大好きで、優勝して日本一になりたかったから





今年Cにいた間は玉井とヤスと幹雄とかと





チームの事や、どうしたら下級生が上手くなるのかだったりをさんざん話した





今でも、みんなが必死で頑張ってくれているから





俺は今、自分のプレーに集中することができてる。





本当にありがとう。





Cにいる下級生はポテンシャルが高くて、上のチームで活躍できそうな選手がたくさんいるから





残り僅かだけど、Cにいる四年生をもっと頼って、吸収してください。





残り、約三カ月間のラクロス生活。





1日が経つたびに、引退に近づいていって





もう不甲斐ない自分で終わりたくない。





毎日心の底から勝ちたいと思う。





そんな中、とうとう引退が掛かった試合が明日ある。





早稲田のAT陣は申し分なくて、ここぞって時に点を取ってくれる




そんな頼れる最高の選手が揃ってる





相反して、俺はシュートも上手くなければ、体も強くなくて、スーパープレーとかができるATじゃない。





だけど





絶対に目の前の相手は抜くから





どんなに点差が開いてピンチでも





どんな相手が正面にいても





明日は俺が打開して試合の流れを変えてみせる





必ず勝利に貢献してみせる。





朝、早くから日々サポートしてくれてるマネージャーにトレーナー





プレーヤーを辞めて、スタッフとしてチームに貢献しようと決心した仲間の為にも 





その決心してくれた気持ちを踏みにじらないように





フィールドに立っているからには、全員の気持ちを背負ってプレーしよう。




そして




今年こそ日本一になって




全チーム全員で勝利を掴もう。





これまで味わった悔しさも全て財産と呼べるように。








change


AT #36 藤野大輔


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