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2023

〜巧より強たれ〜『ラストイヤー』中井夏葉


たったの2年と1ヶ月。









私がラクロス部で活動した期間。




なんなら今の3年生よりも部活歴は短い。



たぶん歴代の中でも1番短いんじゃないかと思う。





1年生の10月に途中入部して、1年間留学にも行かせてもらって。



みんなと一緒に過ごした時間は短いけれど、



その分濃すぎるくらいの思い出と様々な感情を教えてもらったラクロス部生活。






そのラストはBチームに捧げた1年だった。









Bリーグ開幕まで1ヶ月を切ったある日。




いつものように練習後Bチームの4年生と話していた時、ふと植村が言った。




「もう雨降ってオフを期待する俺らはいねえ」



数ヶ月前まではちょっとの雨でもオフにしたがっていた彼が放ったこの言葉。




少しずつ引退を意識する中で、



やっぱり最後は勝って日本一になって終わりたい



このBチームで、このメンバーで勝ちたい



そんなチームリーダーの熱い想いを感じた瞬間だった。




そして私自身も





この人たちの為に最後まで全力で駆け抜けよう



そう誓った瞬間だった。







ラクロス部に所属している人ならきっと誰しも雨や雷で練習がなくならないかなと願うことがあるはずだ。



でもその1回の練習や試合でパスやショットがうまくなることもあるし、



チーム全体の雰囲気が良くなることもある。





たかが1日、されど1日。



4年生にとってはその1日すらも惜しいから、



植村はそんなことを言ったんだろう、と勝手に思っている。





それなら私がやるべきことはただ1つ。




選手が気持ちよくプレーできるようにグラウンドや試合日程を調整すること。



それがBチーム渉外としての私の最大の使命だと感じた。






ところがいざ蓋を開けてみると全く上手くいかないことばかり。




伏見のグラウンドは十分に練習時間が取れない。



試合を行うための外部グラウンドも確保できない。



何度も何度もB幹部やコーチに泣きついた。





プレーを見返してFBしたり戦術を練るほうに専念したいはずなのに、



グラウンド探しまで手伝ってもらった。




どこまでも迷惑をかけ、みんなの優しさに甘え続けた。



ラクロスが出来そうなグラウンドを片っ端から教えてくれた下級生、



社会人チームの知り合いにまで掛け合ってくださったコーチ陣、



周辺のグラウンドを一から全て探すのを手伝ってくれた同期。




その節は本当にありがとうございました。






普段のMGの仕事でも



本当に4年生?と思うようなしょうもないミスを連発したり



いつまで経っても審判のジャッジに自信が持てなかったり



本当にMG向いてないって何度も心が折れかけたし



自分がダメダメすぎて嫌になることも多かったけど





その度に同期や後輩MGが気づいてカバーしてくれて



その優しさに毎回救われました。本当にありがとう。









ここからは日頃の感謝を。




監督、コーチ。


お忙しい中、土日も朝早くから練習に来て下さりありがとうございます。



スタッフのことも常に気に掛けてくださって、



時には厳しく、時には優しく言葉をかけて支えて下さり、



本当に感謝の気持ちでいっぱいです。




特にBチームのコーチ陣。


一番お世話になったにも関わらず、



最後の最後まで予定が決まらずご迷惑をおかけしました。







両親。


私の一番の理解者で、



いつも味方でいてくれて、



色々な相談や悩みも聞いてくれて、



遠いところまで試合も観にきてくれて



ありがとう。







同期。


先輩や後輩に比べると圧倒的に人数が少ないけれど



1人1人が本当に個性の塊で



誰と話していてもいつも楽しくなっちゃう。



そんな同期ばっかです。




それぞれラクロスに真剣に向き合ってて



みんなが頑張ってるから私も頑張ろうと思える



そんな存在。




いつもありがとう。







同期スタッフ。


振り返ればこの4年間色々なことがあったけれど



嬉しいことも、楽しいことも、辛いことも、悲しいことも



全て共に乗り越えてきた大切な仲間。



みんなと一緒じゃなかったらここまで頑張れなかった。




伏見までの電車や駅から部室までの坂道で



早朝からテンション高すぎなくらいで喋りまくって



常に私を笑顔にしてくれた7人。



本当にこの代で良かった。



みんなに出会えて良かった。



ありがとう。









最後にBチームの4年生。


立場上、選手の中では1番関わることが多かったと思います。




底抜けの明るさでどんな時でも笑わせてくる植村。


試合前誰よりも緊張して顔が強張る大橋。


仕事が多すぎると愚痴りながらも全て完璧にこなしちゃう川目。


Bチーム愛が強すぎるが故にアップとパスメニューだけ入るこう。




この4人がいたから今年のBチームは強くなった。




下級生が中心のこのチームで



チーム作りに悩んでいる姿を間近で見ていたからこそ、



予選で勝てた時は心の底から嬉しかった。



4人の努力が報われて良かった。




勝手にそんなことを思って泣きそうになってました。



たくさん迷惑もかけてきたけど



今まで本当にお疲れ様。




ありがとう。











Familyのような安心感抜群のBチーム。



いつの間にか私はこのチームが大好きだし



みんなが勝って喜ぶ姿をずっと見ていたい。



4人が作り上げたBチームが最後、大井の舞台で勝って終われるように。






ショット決めたり、グラボとったり、チェックでボールダウンしたり


プレー面でチームに貢献することはできないけれど



B渉外として、MGとして、



全学に向けて最高の舞台を整える為に



私はこれからも努力し続ける。









去年のあの景色をもう一度。









その為に最後まで一緒に戦い抜きます。











絶対勝つぞ。













AVENGE



MG 中井夏葉


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