4年間の感想を一言でいうと、「悔しい」。
怪我を繰り返し、これまでまともにプレーをできたのは14か月。
同期の皆が切磋琢磨して練習してる中で、1人隅っこで体幹を鍛える。皆がチーム降格して悔やんでる中で、練習に入ることすらできず悔やんでる。
皆と同じ土俵にすら上がれていない自分が本当に情けなかった。
それでもラクロスを続けられたのは、仲間と勝利を分かち合う、その最高の瞬間を「日本一」という最高の舞台で味わいたかったからだ。
しかし、4年の4月になってもプレイヤーとしてチームに貢献できていない現状に、完全に自信を失っていた。
「チームのために」と意識を変えていった他の同期、中でも、プレイヤーを辞め、スタッフに転向していた土本、しょー、けんさく、けーちゃん、マエケンに対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
9月、サマーが終わり、Dチームが発足する時期。チームに貢献するにはここしかないと感じていた。それでもまだ、プレイヤーを完全に諦めることには抵抗があった。
そんな俺を後押ししたのは、秋山の何気ない一言だった。たぶん覚えてないと思うけど。
玉井に頼んでDチームに落としてもらった。
当時、やばいと嘆かれていた1年生をなんとか改善しよう、そんな思いを持っていた。
結果的に学生コーチになるのだけれど。
変わるのが遅れた分、泥水すすってでもチームに貢献しようと決意した。
そうすれば、全日優勝を達成したときに、少しでも最高の喜びを分けてもらえると思っていたから。
あとは、仲間を信じるだけだった。
関東Final。自分が信じた仲間が負けた。自分が負けた時の何倍も悔しかった。
もっとこの同期とプレーがしたかった。
この仲間と全日の景色を見てみたかった。
こんな未練たらたらの文章書くべきではないのかもしれない。それでも、あの負けた日から、俺の心の中にはこの思いがずっと残っている。
ただ、このまま俺の信じた秋山組を終わらす気はない。秋山組の最後は何としても勝利で終わらせる。やらいでか。
1年生へ
とは言ったものの、最後、締めくくるのは君たち1年生自身です。ただ、俺は皆を信じています。
だいちが叩き込んだOF、おっくんが作り上げたDF。
そして何より、君たち1年生の努力。
1年生の頃から11時練をしてた代はこれまでにない。
1年生の頃からここまで徹底して壁当てしてた代もおそらくいない。
1年生の頃からこんなにラクロスについて考えさせられた代は確実にいない。
9月から見ていたけど、あの頃とは比べ物にならないくらい成長しています。
誰かが谷間世代とか言ってたけど、そんなことはないと思う。
「努力の代」
これまでやってきたことに自信をもって、丸田組の伝説を始めよう。
CHANGE
学生コーチ 下口豪太