悔しい。
自分はこの4年間、この感情を何度抱いただろうか。
自分たちの代でグランドスラムを達成しながらも、まともにチームに貢献できなかった時
峻希さん、博さん、秋山さん、
それぞれの代で日本一を期待されながらも、負けてしまった時
昨年の育成リーグを優勝しながらも、自分は試合に出られなかった時
早稲田として掴み取った勝利には言葉に出来ない嬉しさがあるが、
それと同じくらい悔しい思いをたくさんしてきた。
だけれども、4年になってチーム全体のことを考えるようになり、
自分の心持ちは変化したように思える。
「4年全員がそれぞれの役割を考える」
このことを学年ミーティングで再確認してから、
「日本一」に相応しいチームをつくるために自分が何をできるのかが明確になった。
「俺が俺が」と目立とうとするのではなく、
これからの早稲田を担うであろう後輩たちが、1人でも多く上のチームで活躍できるような土壌をつくること、
幹部陣と接点を持ちにくい後輩に対して、自分が率先してチームに対する意見や想いを聞くこと。
自分が活躍して日本一になるという想いを抱いて入部をしたけれど、
形は違えど、今は自分なりのチームへの貢献の仕方を見出せてきている。
「今年の早稲田は強い」と言われている後藤組が、その言葉だけでは終わらないように。
それじゃあまた悔しい思いをしてしまうから。
同期のみんなは、色々な気持ちを抱えながらも、
「日本一」に相応しいチームになるための行動をしていると思う。
残り3ヶ月あまり、勝つためにできることをそれぞれ精一杯やり抜こう。
本当は面白いはずの俺のギャグに苦笑いばかりで憎いけれども、
みんなの雰囲気が良くなればそれで結果オーライです笑
後輩のみんな、特にC, Dチームの下級生は現状に満足していない人が多いかもしれない。
だけどそこで腐らず努力し続けられる選手をコーチたちはちゃんと見ています。
普段の練習から1つのシュート・パスキャ・グラボの重み、対面に絶対に負けないことを意識してもっとガツガツ主張していいと思う。
自分はこれがおざなりになっていたから、反面教師にしてほしい。
スタッフのみんな、いつも支えてくれてありがとう。
見えないところでの仕事や苦労が4年生になって初めて見えてきた部分が多かった。
自分たちプレイヤーが恵まれた環境でプレーできているのは、みんなのおかげです。
ボードに出方を書いているときの真面目な顔をいじるのだけはやめてください笑
明日は育成リーグ上智戦、明後日はBリーグ一橋戦。
シーズンも佳境を迎えてきて、各チームで負けられない戦いが続く。
Aが海外遠征を経て、日本一に向けて更に勢いに乗るためにも、
攻めて攻めて圧勝しよう。それぞれの役割を全うしよう。
そして最後、12月16日に、
これまでの悔しさを全て吹っ飛ばす程の紺碧をみんなで歌おう。
攻
MF #36 荘田 卓馬