皆は今何を成し遂げようと思い、ラクロスに取り組んでいるのだろうか。
四年生という立場に立った今はこの問いに答えることができる。
『齋藤組を日本一に、そのために学生コーチとしてサマー、ウィンターを優勝したい』
これに限る。
そう思えたのはこの四年間、この学年で本当によかったと心からそう思えているからだと思う。
サマーで優勝し、一輝さんが泣いてくれたこと。
ウィンターでは先輩方が応援に来てくれたのにも関わらず負けてしまったこと。
あすなろがコロナで中止になったこと。
Cチームで初戦で負けてしまったこと。
Bチームで全日準優勝したこと。
そこには必ず同期がいて、色々なことがあったし乗り越えてきた。
だからこそこの最高の同期がいる齋藤組で『日本一』を成し遂げたいと強く思う。
下級生の中にも同じように『日本一』という明確な目標を持ち取り組めている人はいる。
ただ、明確ではない人もいると思う。
自分自身もその一人だった。
2年生の頃Cチームにいた時には上級生との実力差、同期との差に加え、コロナも相まって正直やる気を無くしていた頃もあった。
今であればこう言ってやりたい。
「そんな時はチームにいる四年生を見て欲しい」
一人一人が日本一に向け必ず努力をしている。
色々なことを考え、チームに尽くしている。
それに気付くのが少し遅かった。
今、成し遂げたいことが見つかっていない下級生はそれを見て、この四年生を最高の形で送り出したい。
その気持ちが日本一のチームを作る原動力になるならそれでいいと俺は思う。
現在、A、B、C、一年生、全てのチームが日本一になれる可能性を秘めている。
そして、優勝できると俺は信じている。
それは理想だと言われるのかもしれない。
ただ、理想を現実にする力がこの齋藤組にはあると思う。
そのためにも目の前の試合に必ず勝とう。
齋藤組を早稲田ラクロス部の記憶にも記録にも残る代にしたいから。
齋藤組は強かったそう言われようじゃないか。
悔いを残すつもりは毛頭ない。
齋藤組の目標も俺の目標も必ず成し遂げる。
そのためにも明日、必ず勝つ。
コーチの方々へ
忙しいのにも関わらず、時には有給を使ってまで時間を割いて指導して下さりありがとうございます。
特に小菅さん、半場さんにはこの一年間感謝しかありません。
わからないことだらけでご迷惑をおかけしてばかりでした。
サマー、ウィンター必ず優勝しましょう
後輩へ
まあ生意気な奴が多すぎるな。
呼び捨てで呼んでくる奴、いじってくる奴、意外と素直な奴と色んな後輩がいました。
応援することしかできない立場だけど、全チーム優勝のために全力で4年生に力を貸してください。
あと3ヶ月の付き合いだけどよろしく。
スタッフへ
選手よりも早く来て、遅く帰ることも多々あったと思います。
スタッフがいないとしたい練習もできないし、色々な気遣いをしてくれていました。
本当にありがとう。
残り3ヶ月もよろしくお願いします
同期へ
ここまで3年間半くらい本当にありがとう。
珍プレーを生み出したり色んなことがありました。
特に八重、阿曽、兄貴とは10年くらいの仲になります。
こんな俺と仲良くしてくれて、ラクロスのアドバイスをくれてありがとう。
君たちが試合でいいプレーをするととても嬉しいです。
今A、B、Cで頑張っている同期を全力で応援してます。
応援しかできないけど悔いのないように残りを全力で走りきろう。
齋藤組を『日本一』にするために。
こんな最高の同期を持てて本当によかった。
一年生へ
まず、俺たちについてきてくれて本当にありがとう。
ここまでなかなか大変な日々だったと思う。
きつく言うこともあれば上手く伝えられていないこともたくさんあった。
ガゼルも半年でかなり走ったな。
そうしてみんなを知っていく中でめちゃくちゃ聞いてくる奴もいれば、無口な奴もいた。
単位を半分以上落とす奴もいれば、めちゃくちゃ成績のいい奴もいた。
まあすでに生意気な奴もいる。
色んなやつがこのチームにはいる。
そんな色んなやつがラクロスに没頭しここまで取り組んできた。
そんな君たちは今何を成し遂げるためにラクロスをしているのか。
それはサマー優勝しかない。
明日はとうとうサマーの決勝トーナメント。
リーグ戦と違い負けてしまえば終わりの一発勝負。
俺たちは勝つために最善の努力をしてきた。
勝つ自信はあるか。
勝つ準備はできているか。
間違いなく、君たちは強い。
あとは自分達を信じてただ突き進むのみ。
見せてやろう俺たちの闘志を。
見せてやろう俺たちの実力を。
俺は君たちを信じている。
さあ、行こう。
PUMP
学生コーチ (#56) 米津圭一
