お待たせしました。
お待たせしすぎたかもしれません。
Fxxkin shooterこと大橋です。
短めの強たれが続いておりますが、今回はちょっと長めです。
てなわけで気楽に読んでもらえたらと思います。
泣いても笑っても引退まであと数か月。
このところになって俺がつくづく感じていることがある。
「やっぱり俺はラクロスが好きだ。」
“普通”の大学生は、好きなだけ夜更かしできるし好きな時間に起きられるのだろう。
いくらでもバイトできるし旅行だってできるのだろう。
俺たちはこの”普通”とはあまりにかけ離れている。
それでも──いや、だからこそ、俺はラクロス部を辞めようと思ったことは一度もない。
思い返してみても、練習に行くのが嫌だったことは多分ほとんど無い。
むしろ最近は何か知らんけど練習行くのにワクワクしてさえいる。
あと多分野球の時より素振りしてるし、寝る前に明日どんなプレーしようかなってあれこれ考えながら眠りについてる。
どれもこれもラクロスが好きだからだ。
何故だろうか。
誰より磨き上げたシュートがゴールネットを揺らした瞬間に走る形容し難い快感のためか。
それもある。
小中高と続けた野球でロクに日の目を見られなかったこんな俺が、大観衆の前で点を決め、これまで浴びたことのないような歓声に包まれたためか。
それもある。
でも一番大きいのは、先輩や後輩、そしてなにより野澤組の同期というredbatsで出逢えたかけがえのない仲間がいたからだと思う。
ありきたりな表現だけど、仲間がいたから俺はラクロスを頑張れたしラクロスを好きでいられた。
Redbatsで出逢えた仲間と一日でも長くラクロスをしていたいと本気で思っている。
四年間の大学生活でこんな熱い青春を思う存分堪能させてくれるラクロスが、俺は大好きだ。
そんな自分がredbatsの皆に伝えたいことがある。
それは「前を向こう」ということ。
俺は2年の時、選考練を終えシーズンスタートをBで迎えた。
Bの先輩方はとても優しくて、面白くて、カッコよかった。
この人達のためにも5月のB早慶戦に絶対勝ちたいと熱く滾っていた。
でも現実はそう甘くは無い。
B早慶戦の4日前にC落ちを宣告された。
俺はボックスに入ることすら許されなかった。
実力不足だったのは痛い程理解した上で、めちゃくちゃ悔しかった。
普通に萎えて、拗ねた。
試合が土曜だったから、その前の週に3限の教授に「来週大事な試合あるんでお休みします」って豪語したのに、C落ちしたから恥を忍んで授業にしっかり出席し、B早慶戦の配信をこれでもかと歯を食いしばって見てた。
今となってはいい思い出だ。
Cに落ちてからというもの、3on3も出来ないような人数の練習をこなす日々を送った。
合宿に関してはただでさえ居ない人員がBに持っていかれ、数時間ひたすらシュートを打ち続けるというメニューともいえないメニューをやり遂げた。
それでも俺は、Bに絶対戻るという気持ちで練習していたし、たまにあるBC合同の6on6ではほぼ毎回点を取ってたような気がする。
それでもBからは声が掛からない。
終いにはBの先輩に「身の程を弁えろ」なんて言われてしまう始末。
うまく笑えなかった。
今思えばこの時期がラクロス部で1番しんどかったかもしれない。
だけど、ヒデさんヒロシさんのお陰でなんとか真っ直ぐ前を向くことが出来た。
本当にお世話になったし、この人達と育成を優勝したいと本気で思えた。
それからはCの練習が凄く楽しくて、育成優勝を果たした時はめちゃくちゃ気持ちよかったし満ち足りた気分だった。
オマケに育成リーグ得点王なんかも獲れたりした。
やっぱり前を向くことはめちゃくちゃ大事だ。
3年のBfinal4。
めちゃくちゃ意気込んでたけど、Aから人を借りたりでfinal4は1秒も出られなかった。
大好きな先輩方が引退する瞬間を目の当たりにしてただ呆然と立ち尽くしていた。
大きな虚無感に襲われたけど、それでも前を向いた。
もうこんな思いは決してしまいと、長期オフは結構伏見に通ってショットに磨きをかけた。
恥骨を疲労骨折し、医者に引退まで完治はしないと言われた時も、落ち込んだけどやっぱり前を向いた。
出来ることはやろうとほぼ毎日家でストレッチするようにした。
今じゃかなり体が柔らかくなりました。
遅刻をした時もそうだった(その節は本当に申し訳ございませんでした)。
自分の馬鹿さ加減が恥ずかしく、申し訳なさで部員やOB、コーチ陣にとても顔向けできなかった。
それでもやっぱり前を向くしか無かった。
深く深く反省した上で、無理矢理にでも前を向いた。
イカれてんのかと思われるかもしれないけど、俺は遅刻をしてBに落ちたその日から、Aで活躍することを諦めたこと、無理だと思ったことは1度もなかった。
まあこんな感じで、上手くいかなくてもしんどくてもなんとか前を向いてきたから今の俺があるんだと思う。
だからB早慶戦や早慶戦、最強決定戦で点が獲れた。
そして、明日もきっと点が獲れる。
だから皆。
落ち込んでもいい。
萎えてもいい。
拗ねてもいい。
だけど──前を向こう。
己を見せつけるチャンスが来る。
血湧き肉躍る舞台が来る。
骨の髄まで楽しいと思える瞬間が、必ず来る。
そのために、俺達は前を向くんだ。
長々と語っちゃったところで、ここから恒例の感謝コーナー入らせて頂きやす。
まずラクロス部を支えてくださっている方々へ。
まずは主務の新井くん。
多田車で一緒に移動することが多くて、主務の大変さの片鱗をよく感じています。
競スポや他の部活との連携に加えて選手も並行してこなしていて本当に尊敬します。
いつもありがとう!
(どの強たれにも主務があんまり触れられてないのでこれから書く人はぜひぜひ)
─そしてスタッフ陣。
ビデオやクロスチェック、練習場所の確保などラクロスをする最高の環境を整えてくれるMG。
テーピングやマッサージなど選手が万全に力強いプレーをするサポートをしてくれるTR。
マネやトレを手伝いながら、的確なデータ、スカウティングを用意してくれるAS。
どれが欠けても練習は立ち行かないし、とてもじゃないが試合には勝てない。
俺達が全力でラクロスを楽しめるのは、スタッフの皆のお陰です。
本当にいつも、ありがとう。
─監督、コーチ陣の方々へ。
折角の休日にも関わらずプライベートの時間を削り、本気で自分達のご指導をして頂き本当にありがとうございます。
残るAB共に全国制覇を果たし、必ずや結果で恩返ししてみせます!
次に大好きな仲間達へ。
まずは先輩方。
特に田中組Bチームの方々(そして親愛なる永岡さん)には本当にお世話になりました。
可愛がってくださりありがとうございます。
今でも試合会場に足を運んでくださったり、自分に応援メッセージを送ってくださったりして頂けることが本当に心の支えであり、励みになっています。
これからもよろしくお願いします!!
次に後輩の皆。
可愛いやつばかりで最高ですね。
こんな俺を慕ってくれる奴。
俺のケツ蹴ってくる奴。
思いっきり舐め切ってる奴。
知らない言語叫んでる奴。
色んなやつがいて飽きない面々が揃ってる反面、とても頼もしいなぁといつも感じています。
いつも仲良くしてくれてありがとう!
そして同期。
言うまでもなく最高の仲間だ。
大好きだし、愛してます。
1個上や下と比べたら落ち着いた奴が多い代だけど、俺が知るどの代より熱い気持ちを持った代だと思う。
そしてとにかくユニークで良い奴ばかりで、俺が毎日楽しく練習に足を運ぶのも同期のお陰に他ならないと思ってる。
本当にいつもありがとう。
これからも末永くよろしくね。
小川くん、辻村くん。
書こうか迷ったけど折角の強たれなので。
小川は10年目、辻村は7年目と付き合いが長いですね。
中高とチームを最前線で引っ張る2人を、野球がド下手な俺はベンチやスタンドでただ眺めていました。
だから、当時は恥ずかしくて言えなかったけど、早慶戦や最強決定戦で2人と同じユニフォームを着て、同じ舞台に立てたことが俺はめちゃくちゃ誇らしかったです。
全学の舞台でまた必ず合流してみせるので、少し待っていてください。
(辻村くん卒業旅行行こうね!)
最後に両親。
野球を始めた小学生の頃から、長く自分を支え続けてくれてありがとうございます。
めっちゃお金かかるし、なにかと朝早いし、防具臭いし、それでもそんなラクロスという選択を応援してくれて本当に感謝しています。
いつも沢山苦労をかけてしまってごめんなさい。
野球で良い所をあまり見せられなかった分、あと数ヶ月ラクロスでカッコイイ所を思う存分見せられるように頑張ります。
大きな感謝は、プレーで示します。
明日はB全学final4。
負けることなんか到底頭にない。
それでも苦しい場面が来るかもしれない。
そんな時こそ必ず前を向こう。
そこには仲間がいるから。
そして応援の皆、ヤジでも罵声でもなんでもいい。
(GrrrrでもDamnでもヘジヘジでもいいよ!)
ドデカい声を浴びせてください。
明日は大好きなラクロスを思いっきり楽しんで圧勝しよう。
今しか味わえない青春がここにある。
前を向き、
勝つ。
VECTOR
OMF #99 大橋陸人

