まず初めに全学準決勝という大舞台で幹部でもない自分が書かせていただきありがとうございます。皆さん想像通りの拙い文章ですが素直な気持ちを書いたので最後まで読んでいただけると幸いです。
ラクロス部に入ったきっかけは日本一なりたいという大きな目標があったわけではない。
新たなスポーツに出会った高揚感と高校野球の最後をベンチで見送った不完全燃焼さから入部を決意した。
入部してからは紆余曲折あったがサマー優勝、Bリーグで竜也さんたちを胴上げしたり、Aのリーグ戦を経験させてもらったりと多くの貴重な経験をさせてもらった。
ただそれでも中途半端な選手。
試合には出られるかどうか微妙な立ち位置、試合でゴールを決めるわけでもないパッとしない選手だった。
そんな中、忘れられない試合がある。
去年の田中組のFINAL4。
この試合だけは忘れられない。
崩れ落ちる先輩方をボックスから眺めるだけで何にもできなかった。またかと思った。
チームが1番大事な時に眺めているだけの自分。
そんな自分を変えたくてこの部に入ったのに変わらない現実。
学生生活最後の今年こそは必ず結果で示したかった。
それがお世話になった先輩方へ少しでも恩返しになると思ったから。
学年ミーティングを経て幹部でもなんでもない自分はせめてプレーで貢献しようと誓った。
ただご存知の通り全くその通りにいかなかった。シーズン最初の方の怪我。これがほんとうに長かった。
六大戦はおろか4年間ずっと目標にしてきた早慶戦にも出られなかった。
早慶戦も最強決定戦も負けている状況に何もできない無力感、もどかしさ。
治る気配がせずただ焦る日々。無理やり復帰しても悪化するばかり。
今まで怪我とは無縁だったのに、なんで今年なんだと思った。
同期は必死にチームのことを考えているのに自分事で精一杯になっていることに申し訳なさもあった。
選手を辞めてスタッフになった方がチームに貢献できるんじゃないかと本気で考えたこともある。
それでも多くの人の支えがあってなんとかリーグ戦までに復帰が叶った。
リーグ戦2試合出るものの何の活躍もせずに終わり、次こそはと燃えていた3戦目を前にしてまた怪我。
さすがにこれはくらった。
結局また1ヶ月ちょっとリハ生活を過ごした。
復帰するものの実力不足で戻る場所はなく、それ以降一切試合には出られてない。
本当に情けない。4番をつけていた偉大な先輩方には遠く及ばない現実。
どれほど周りの人を失望させただろう。
お世話になった先輩やチームメイト、期待してくれていた人へ顔向けできなかった。
試合のたびにメーリスに自分の名前はなく毎度のごとく心は折れかける。
傍から見れば不幸なやつって映っていたかもしれない。けど、自分の中ではこのまま終わるのだけは嫌だった。
可哀想な奴って同情されたまま引退したくなかった。
自らその可能性を手放すことは意地でもしたくなかった。
自分がもう一度試合に出てプレーする姿をイメージしながら毎度の練習へ足を向かわせた。
もう試合に出ることはできなかったとしても、自分ができることを精一杯やった結果なら満足はしないかもしれないけど納得はできると思った。
いつでも降りかかってくるチャンスは逃さないようにしようとしていた。
なんだかんだ4年間1回も練習を休んだことはない。(就活1回と授業数回を除いて)。
その割に2年から序列が変わらず大して成長してない結果は本当に情けない。
努力が足りなかった。
ただ昔から可能性を手放さなかったことは少しだけ褒めたい。
そしてようやくチャンスが回ってきた。
自分は華のある選手でもなければ圧倒的な実力でチームを引っ張る存在でもない。
それでも明日は、自分にできることを一つ一つ全力でやるだけ。
試合に出られない気持ちはよくわかっているつもりだから想いを背負って戦いたい。
長年の鬼門だったFINAL4を突破しみんなが繋いでくれたバトンを全身全霊で次に繋げたい。
目の前のパス、グラボ小さなことを泥臭く丁寧に。
いつものごとく不格好で打つショットでいい。
結果その積み重ねがチームに流れを呼べたならこれ以上の喜びはない。
試合に出られるかわからない状況で燻っている人
序列が落ちてチームを落とされてモチベが下がりそうな人
うまくいかないことが多くてラクロスやーめたってなりそうな人
リハ生活が長くてしんどい思いをしている人
気持ちはめちゃくちゃわかる
何したってうまくいかないような気もするよね
けどそんなどっちに転ぶかわからない状況で自分の可能性を信じてもがくことには価値があると思う
気持ちが折れかけている人がいたら自分の可能性を信じてもう一歩だけ踏み出して欲しい
無責任に聞こえたら申し訳ない。けど自分が何か伝えられるとしたらそれくらいだと思う。
改めて振り返れば悔しかったことなんていくらでも思い出せる。
経由役と言われ続けるものの、その通り過ぎて何も言い返せなかったこと
練習試合でボールダウンしまくって不甲斐なさからボールアップ中に涙が出てきたこと
極め付けは今年のFINAL4。
去年の雪辱を誓ったものの結局ボックス外。
練習中からなんとなくわかっていたけど、うまく受け止められなかった。
けいととはるまとの帰り道別れて電車を降りてからは涙が止まらなかった。
試合当日もチームには勝ってほしさと自分への不甲斐なさとで正直気持ちはぐちゃぐちゃだった。
似たような経験は他にもある。
ただそれ以上に恵まれていて幸せだと感じることの方が多かった。苦しいことをかき消すくらいその瞬間がより輝いて感じた。
ゴールを決めた時、自分以上に喜んでくれる仲間が周りにいること
自分が活躍することに期待してくれる人がいること
ウェイトや壁当てショット練を一緒にやって高め合う存在がいること
練習外でしょうもない会話をしてくだらない時間を過ごすこと
恵まれている。
あまりにも恵まれすぎている。
これら全ては自分にとって胸を張って財産だと言える。
きっとこの部活に入ってなければこんな経験はできなかった。この先こんな経験はできないのかもしれない。
この生活が終わってほしくない。
見たことのない景色をこのチームで見たい。
今はただただそう思う。
最後にお世話になった方々への感謝を伝えて終わります。
監督、コーチ陣の皆様
いつも自分たちのために貴重な休みと引き換えにグラウンドに来てくださりほんとうにありがとうございます。
特に半場さんはほぼ毎練習なにからしらアドバイスをくださり、怪我している時もずっと気にかけ期待し続けてくれました。
活躍した時は自分以上に喜んでくれる半場さんが1年生の時から頑張るモチベーションになっていました。明日は意地でもその期待に応えます。
家族へ
小さい頃から自分がやりたいことを尊重してくれて、どんな時も自分以上の熱量で応援してくれてありがとう。
思えば小1で野球を始めた時から忙しない生活が始まって本当にたくさんのサポートがありました。
両親の支えがなければ間違いなくこんなに充実した生活は送ってこられてないです。
特に今年は怪我でヒヤヒヤさせたしたくさん心配もかけたよね。けどそんな長かったスポーツ人生もあと少し。残り少ない試合いいプレーを見せられるよう頑張ります。
スタッフ陣へ
特に今年は練習を外から見ることが多く、スタッフがどれだけチームに尽くしてくれているか身に染みて分かりました。
毎試合毎練習の完璧なクロスチェック含め練習が円滑に進むように環境を整えてくれるMG
選手一人一人によって違うテーピングを覚えてコンディションを整えてくれるTR(あなた方のおかげで今プレーできています。)
情報量の多いデータを分析してスカしやすい環境を整えてくれるAS
大変な仕事にもかかわらず、朝伏見に行けば嫌な顔一つせずチームに貢献している姿に心の底から尊敬しています。本当にいつもありがとう。
後輩へ
綺麗さっぱり敬語は無くなるくらいには生意気だけどかわいい君たちのおかげで最高のラストイヤーでした。
特にOF陣
ちょっかいマシンれお
いたずらっ子みっちゃん
なかなか約束守ってくれない伊織
Bの時の初めての会話は忘れられないねこーき
ラムライダー吉田
互いに弱みを握り合うノラム平山
いつもふざけてばっかだけどラクロスは真剣で頼もしくリーグ戦は何度も助けられました。来年以降の応援が本当に楽しみです。
そして同期へ
入部してから数ヶ月で気づけばおもちゃになり、いじられなかった日はほとんどなかった気がします。
圧倒的実力でチームを引っ張る頼もしすぎる人たち
どんな立場でも己の役割を全うする人たち
陰からずっとredbatsを支えている人たち
同じ境遇を共有した人たち
チクチクでネチネチな人たち
チルチルな人たち
サウナで語り合う心の友たち
周りを見れば努力家ばっかで、気分が乗らない日でも頑張ろうって思わせてくれて本当に尊敬しています。みんなが大好きでこの同期と笑って終わりたいと本気で思ったから頑張ってこられました。ありきたりだけどこの代で本当に良かったです。
明日はいよいよ全学準決勝
負けたら引退
やれるだけの準備はやってきた
あとは一個一個のプレーに集中するだけ
自分達の可能性を信じて
勝って日本一までの波に乗ろう
いざ強たれ
VECTOR
OMF #4 越前谷和樹

