本来であればここに「思い」というタイトルで載せるはずだった巧より強たれ。
俺のBリーグ全日優勝への思いを綴ったものだった。
しかし、結果はBリーグ全日final4で敗退。
今年のBチームは一度も優勝することなくその活動を終えた。
転機はBリーグ東大戦だった。
プレ決勝で負けてからもう二度と負けないと誓ったはずが、東大相手に完敗してしまった。
上手くなっているはずなのになぜ勝てないのか。
皆んなで日本一になるために考えて、練習もチーム体制も一からやり直した。
ここから這い上がるしかなかった。
12月にBチームリーダーに就任してからは何をしていいかわからない日々だった。
自分も上手くなりたいがチームも勝たせなくてはならない。
器用な人間ではない自分にとっては難しい役割だった。結局、真摯にチームにも自分にも向き合うことが出来ずに勝利から遠ざかってしまった。
それがあの敗戦に繋がったのだと思う。
俺自身も変わりたかったし、自分が変わることでチームも変えたかった。
Bチームを勝てるチームにしたかった。
東大に負けてからは本気でこのチームで優勝したいと思えるようになった。
けれど、最後は変わりきれずこのような結果になってしまった。
試合後に俺が言った「自覚」という言葉。
やはりこれがBチームには足りていなかった。
自覚があるからこそ責任が生まれて、そこから拘りだったり執着心が持てるのだと思う。
試合に出る選手は一緒に戦う人はもちろん、出ていない選手や支えてくれる人たち全ての思いを背負って戦わなければならない。
Bチームのみんなへ
今年一年間Bチームリーダーを任せてくれてありがとう。勝たせてあげれなくてごめん。
口が悪い割に頼りない自分によく付いてきてくれたなと思います。
俺はこのチームが好きでした。
皆んなとラクロスするのが楽しかったし、何よりどんどん上手くなっていく皆んなを見るのが嬉しかった。
来年、再来年Aチームで試合に出る選手も多いと思う。そこで今日の敗戦でのことを思い出して欲しい。
自分一人だけじゃなく、共に戦う仲間や支えてくれる人の思いを背負っていることを。
某大学の受け売りになるが印象に残っている言葉なので皆に伝えます。
「全ての未来は必ず、それまでの過程の先にあるものだから。覚悟とは、困難に立ち向かう勇気でも、何かを諦める決断でもなく、この一瞬一瞬のすべてが、そのまま結果に繋がるのだという事を認めることなのでしょう。」
練習や試合の、その一球一球全てが、きっと自分たちの結果に繋がっている。
だから、その一球に試合に出る人の責任やラクロス部の思いが詰まっていることを自覚して戦って欲しい。
CHANGE
MF #87 峰岸桂基