「かっこいい自分」になりたくてラクロス部に入部した。
大学に入学した頃はサークルに入って大学生活は遊びまくろうと思っていた。実際、最初の2ヶ月はサークルで気楽にやっていた。
その間、磯部からはずっとラクロス部の新歓pvを見せられていたけど(笑)
実際にラクロス部に入ろうと思ったきっかけは体育会の友達と遊んだ時だ。
部活動の話をしている友達が漠然とかっこいいと思ったし憧れた。
そして自分もかっこよくありたいと思った。
そこでラクロス部への入部を決意した。
しかし、結果は全く振るわなかった。
一年生のサマーではベータだった。
「途中入部だから仕方ない」
ウィンターでも1秒も試合に出られなかった。
「10on10だったら出られたのに」
2年生ではBチームに上がった初日のデイキャンプで何もできず先輩に怒鳴られた。
“ちょっとだけ”泣いた
「Bチームに上がったばっかりだったから」
Bリーグでは優勝できたけど控えメンバーだった。
「3年生になったときに活躍すればいいや」
常に言い訳を探す毎日だった。
自分のあこがれた「かっこいい自分」とは程遠かった。
変わろうと決意した3年生。
怪我人が増加して運良く上がれたAチーム。
これはチャンスだと思った。
必死に食らいついてリーグ戦までAチームに残ることができた。
しかし、武蔵戦では全く試合に出られず負けた。
試合に出なくて安心してしまった自分が情けない。
涙も出ず、一緒に悔しがれない自分が情けない。
Bリーグの全日決勝の日体戦に助っ人のような形で出場したが、何も貢献できずに負けた。
先輩方を勝たせたかった。
変わろうと決意したのに結局なにもできなかった。
もう2度とこんな思いはしたくないと心に誓った。
遂に迎えてしまった4年生。
この半年は今までで1番きつく、1番充実していた。
週6練習、
チームウェイト、
ガゼル、
辛くもあっという間に過ぎ去っていく日々。
六大戦優勝も早慶戦の敗北もまるで昨日ことのように覚えている。
そして明日、最後のリーグ戦が始まる。
言い訳をする暇もなかった。
全日本選手権優勝に向けてすべてを出し切りたい。
こうしてラクロス人生を振り返って気づいた
1年生のころ漠然とかっこいいと思っていた人たちはなぜかっこよかったのか
それは上手い、下手、選手、スタッフ
関係なく目標に向かって目の前のことに全力で臨んでいたからだ。
もれなく全員かっこよかった。
自分の憧れた「かっこいい自分」になれたかは
終わってみなければわからないだろう。
最後まで目の前のことに全力で臨みたい。
引退した時に１年生の時に思い描いた
「かっこいい自分」
になれたと思えるように
両親へ
小・中は野球、高校はアメフト、そして大学はラクロスと応援してくれてありがとう。
アメフトとラクロスは危険なスポーツだからかなり心配したと思う。
それも今年で最後です。
最後の部活動でプレーをする姿をぜひみてください。
コーチの方々へ
休日返上で指導してくださりありがとうございます。
有給をつかって部活動に来るなんて僕にはできません(笑)
でもそんなコーチ陣だからこそ結果で報いたい。
特に奥さんには感謝してもしきれません。
ミスばかりしていてメンタルの弱かった自分に期待して起用してくれてありがとうございます。
「尾﨑を出してよかった」
そう思ってもらえるプレーを見せます。
生意気な後輩たちへ
名前は出さないけど小学校から敬語の勉強をし直した方がいいと思う。
まじで。
そんな君達のおかげで楽しい日々を過ごせていたりもするんだけどね。
あと４ヶ月よろしく。
最後に同期へ
途中入部の自分を受け入れてくれてありがとう。
早慶戦で同期みんなでボックスに入れて本当に嬉しかったし、一生忘れないと思う。(凛と圭一もいれば完璧だった)
選手をやめて未来の早稲田のために学生コーチになってくれた2人、
少ない人数でチームを支えてくれるスタッフ陣、
Cチーム、Bチームで後輩を引っ張ってそれぞれの目標を目指している4年生、
全員最高にかっこいいし輝いている。
明日はアツイ応援お願いします。
絶対に勝ちます。
Aチームの4年生
明日はリーグ戦の初戦である明学戦がある。
平野組が負けてしまった初戦。
去年のような思いはしたくない。
目標である「全日本選手権優勝」を達成するためには絶対に負けられない。
「一戦必勝」
ここで勝ってそのまま全日優勝まで駆け上ろう。
そして俺たちが
日本一「かっこいい」ってことを
見せつけよう。
PUMP
DF (#6) 尾﨑大智
