実は俺は2年の頃に1度「巧より強たれ」を書いてみたことがある
自分が4年になった時どうなっていたいか
どういう形で最終シーズン大事な局面を戦っていたいか
そして
そこに向かうためにこれから自分がすべきことは何か
そういうことを考えながら書いてみた
が
今から書く「巧より強たれ」は
その時書いたものとは全く違うものになっている
恐らく俺は部内で最も伸び悩んだ選手の1人だろう
理由は2つ
自分への甘さ
そして
責任感の欠如だ
新人戦の時サマーはβ、ウィンターはαで
たくさん試合に出ることができて楽しかった
そしてあすなろ
ここで俺は
初めてラクロスをやめようと思った
知らない人も多いと思うけど
育が怪我をしたことでMFの1stセットが功輝と達と
もう1人が俺になった
あらゆる面で準備が足りてなかった
完全に足を引っ張っただけだった
試合中に逃げ出したくなったのは
今までスポーツをやってきて初めての経験だった
だけど試合には勝利し、あすなろは優勝
グランドスラム達成
みんなの喜びとは裏腹に俺は自分が不甲斐なくてしょうがなかった
こんな惨めな思いになるのならもうラクロスはここで終わりにしよう
そう思った
家が遠いことを理由にして逃げたり
高校時代の貯金があるからとウエイトもろくにしなかったり
そういうキャラだからと甘えていた
チームの為に俺が頑張らなきゃいけない
役割を果たさないといけない
そういう責任感が欠けていた
それでも今俺はここにいる
文才のない俺には月並みな言葉でしか言い表せないけど
俺が今もここにいるのは
みんなの存在があったから
みんなと一緒に過ごす時間がかけがえのないものだったから
だから今まで俺に関わってくれた人全てに感謝してる
スタッフのみんな
毎日毎日朝早くから本当にありがとう
俺はみんなの様にはできない
みんなの力無くして日本一は絶対に無理だ
本当に尊敬してる
後輩たちへ
シェイクスピアの言葉にこんな言葉がある
「備えよ。
たとえ今ではなくとも、
チャンスはいつかやって来る。」
チャンスはいつやってくるかわからない
その時が来た時
ベストを尽くせる様
最善の今を過ごしてほしい
同期のみんな
いつもふざけてばっかな俺と
一緒にバカ笑いしてくれてありがとう
もう残りも少ないけど、最後までノンストップで駆け抜けよう
そして
照れ臭くて直接は中々言えないけど
両親には本当に感謝してる
今まで何をするにも
父さんと母さんの協力がなければできなかった
本当にありがとうございました
あーあと昴
俺らの付き合いも長くなったけど
今度は最後までちゃんと2人で試合に出ような笑
幸いなことに
俺たちはまた
まさに魔法のような
前人未到の全タイトル制覇を達成することができる
たとえ自分の身体がズタボロになっても
この身体に張れる価値があるうちは全力で身体を張る
一緒にMAGICを
攻
MF(#55)近藤潤
