「勝ったら全学、負けたら引退」
文章に書き起こすと改めてそのことを実感し、
少し緊張する。
試合が始まってしまえば戦うのはフィールドに出ている選手なわけで
スタッフは試合開始までにどれだけ準備できるかだから緊張してもしょうがないわけだけど。
それでもやっぱり少し緊張する。
「今年の残りも来年も一緒にやるつもりだったから残念だけどいろいろ考えて決断したんだろうから反対はしない、頑張れ」
この半年後、主将になる人からもらった言葉。
当時周りに相談せず、相当自分勝手な決断だったと思っている。
尊重してくれてありがとう。
思い返すと、本当に周りに恵まれた4年間だった。
こんなことを書くと、
絶対思ってないでしょ
と言われそうな俺だけど、
今日はそんな普段顔にも口にも出さない感謝を書き連ねていこうと思う。
かずきさん、しんじさん、戸田さん、小菅さん
入部してから、毎日自主練を頑張れたのは
ラクロスが上手くなりたかったのはもちろんだけど
4人に認められたい、このコーチたちと優勝したい
そんな思いの方が強かった気がします。
あの時、本気で向き合ってくださったからこそ今の齋藤組があり、
だからこそ次の試合もこれからも齋藤組は勝ち続けます。
平野組のリーダー陣の方々
オフシーズンに
「期待してるから頑張れや」
って言ってくれる人がいたり、
Aで緊張していた自分をいじってくれる人がいたり、
拙いDMFを何度も指導してくださる人がいたり、
急なスタッフ転向を受け入れてくださる人がいたり
助けて貰いっぱなしの1年でした。
コーチ陣の方々
プレイヤーの時もスタッフに転向してからも気にかけてくださりありがとうございます。
特に奥さん、宇野さん
お二方がいたからASが何でも屋ではなくASとしてやっていけました。
秋山組から始まったASという組織を
一歩ずつではありますが
今後も前進させていきたいと思います。
亮太、花衣、理彩
1回もこんな風に呼んだことないけど
これを機に呼び方を変えようと思ったり
思わなかったり。
3人がいたから何とかこの1年走り抜けそうです。
亮太と花衣の2人はASになった時期もそんな変わらないのにリーダーとして立たせてくれてありがとう。
毛色の違う2人だけどもっともっと早稲田のASを進めてくれると信じています。
理彩は早稲田初めてのASの新入部員ってことでいろいろ試行錯誤したけど
とにかく何をやるにも優秀で未来の早稲田も安心です。
新入部員としてASが入ってくれることは本当にすごいことで来年以降もこの流れを作っていきましょう。
重ねていろいろサポートしてくれたりんと米津もありがとう。
同期プレイヤーへ
ASとしてそれなりに発言権を作ってくれたのはみんなのおかげだ。
普段のMTGでもガンガン意見言わせてくれるし、
スカの時に相手選手やチームの疑問を聞いてくれるのが嬉しかった。
プレイヤー時代の感謝までここで伝えてしまうとそれだけで1500文字くらい書けてしまうので
それはいつか直接言うことにする。
同期スタッフへ
「巧より強たれ」を書くにあたって1番感謝を伝えたかった。
多分1番面と向かって言えないと思うから。
まず、こんなにも自由にやらせてもらってありがとう。
スタッフの人数が少ない中、MGやTRのことを手伝わず、
ただただ早稲田のASがどうあるべきかを考えることができたのは
皆のおかげです。
幹部陣にキックオフ前に求められていた「選手とスタッフの架け橋となる」みたいなことは全然できなかったけど
そんなことが必要ないくらい全員が選手のことを考え向き合っていた。
選手より少し近くで見ていた分自信を持って言える。
こんな同期スタッフを持てて幸せです。
他にもコロナ蔓延前まで住まわせてくれた
じいちゃん、ばあちゃん
22年間
何不自由なく育ててくれた両親、
書ききれないけど
いろんな人が
いろんな形で支えてくれた大学生活だった。
普段口に出さない分、
みんなでいうところのお決まりの感謝コーナーが文章のほとんどだけど
今まで全然言えてなかった自分の思いを伝える場にした。
本当にありがとう。
スタッフに転向したからASとして新たなにいろんな人と出会えた。
ラクロス部に入部したから本気の部員たちと日本一を目指せた
もっと言えば、
学院で休み時間にバスケしていたから大喜にラクロス部に誘われた
小学校でいろんな習い事をしていたから、学院を薦めてくれる塾に出会えた
誰かが輸血してくれたから、白血病を治して元気に生きていくことができた。
そんな何気ないたくさんの繋がりに支えられて最高の環境に立っているのだと思う。
だからこそ明日は
勝って次の舞台に進む。
誰かが言ったいい言葉を借りれば、
やっぱり明治だって早稲田を本気で倒しに来る。
明治だって、
「勝ったら全学、負けたら引退」
苦しい時間も絶対来る。
でもだからこそ準備してきた。
明日もそれをぶつけるだけ。
フィールドで戦うのは選手だけど、
ベンチワークも応援も何もかも
圧倒しよう。
そうして
早稲田の伝統を
繋いでいこう。
PUMP
AS 加藤尚喜
