ラクロスを初めて目にした2021/4/18。
見学会に行くため、東伏見に足を運ぶ。
圧巻だった。
そこには"日本一"を目指す選手がいた。
バチバチッと火花ような、選手の"本気の思い"や"楽しい"って気持ちが伝わってきた。
「絶対ここに入りたい」と思った。
入ってからは怒涛の日々。
目の前のことにじっくり集中してしまうタイプの私は、広い視野で把握して、人より一歩先に動くようなマネージャー業が専ら苦手だった。
できない自分が嫌だ。
私は弱い、私は自信がない。
何度この気持ちになっただろう。
3年間、自分の弱さと向き合わなければいけないことが1番苦しかった。
しかし、いつだって
弱さを知らなければ前進はない。
なんでできなかったのか、
次できるようにするにはどうしたらいいか、
日記に毎日書いたり、
先輩や同期に今日の動きがどうだったか尋ねてみたり、
審判の動画を見返したり、
役に立つマネージャーになれるように努力を重ねた。
そしてそれから3年の月日が流れ、今。
まだまだ、問題点だらけの自分だが
ここでだけは、自分を讃えたい。
よく3年間、頑張った。
自分の中での成長。
周りの人や景色、全体が見えるようになったり、色んな人の声も耳に入るようになった。
今、何がない、何して欲しい。
反射的に、足が動く。
マネージャーをやっていなければ、人の声に反応して迅速に助けに向かったり、さっと気配りをする動きは、習得できなかったと思う。
"人に優しさを与えられるようになること" が、マネージャーを続けている1つの意味だったのだと今更気づく。
部活をやっていて本気で泣いたことが3度だけある。
1度目は、2021/11/14のBリーグ全学ファイナル、敗北。準優勝。
東戸塚の真っ暗の中、円になって4年生が引退の言葉を綴った。
話す度に白い息が空気を包むほどの気温。
しかしそれとは裏腹に、なんという言葉の熱さだっただろう。
とみけんさんを筆頭とした、4年間を過ごしてきた選手の熱い言葉に、深く胸を打たれた。
佐藤あゆさんは、「スタッフも選手と同じように、日本一強い組織を目指すこと」を背中で見せてくれた、憧れの先輩。
"現状維持は後退である"
まだラクロス部に入って1年も経たない私の心にも、しっかりと届いた。
2度目は、2022/10/16 関東ファイナル4敗北。
選手の頑張り、4年生スタッフの頑張りを側でずっと見てきたからこそ、勝ってほしかった。勝って、喜ぶ姿を見たかった。
一つ一つのグラボや、ショットやチェイスや、チェックに、心揺さぶられるような「執念」を、すぐ近くで見ていた。
本気のプレーに思わずニヤニヤしたり、鳥肌が立つこともあった。
練習後ミーティングして、ウェイトして、自主練して、1日のほぼ全てをラクロスに注いでた。
選手はすごい。
勝つためにここまでできる、ここまで努力できる人達は見たことがない。
私たちの代では必ず勝利して、この努力が実る瞬間を見届けるのだと、誓った日だった。
3度目は、2023/8/19 東大戦。
本当にすごかった。
4Qの時点で3点差、この流れで勝った経験がないから、もうダメだと思った。
しかし、坂が1点、森田が1点。
あと1点で同点。
心が叫ぶ。
どうか、1点。
西森が決めた。嗚咽混じりに泣いた。
さらに最後、森田が得点。
こんな大逆転見たことがない。
ほんとに、ほんとに、みんなは、すごい。
全ての選手を心から尊敬する。
最後に、素晴らしいラクロスの出会いに感謝を込めて。
監督、コーチ、先輩、同期、後輩、そして両親。
たくさんの方々に支えられて、最後の学生生活、かけがえのない日々を過ごし、青春を謳歌できました。
本当にありがとうございます。
同期にだけ一言ずつ。
俺が全部グラボ取るから!の主将だいき、
躊躇なく厳しくいてくれるハセ、
足早いこうせい、
ゴール一緒に運んでねと言って30秒後忘れてる筒井、
東大戦で魅せてくれた坂、
いつもギリアウトな話するカズ、
しっかり者の川目、
かわいさ抜群の松尾、
必ずスタッフ集合の時間で来る日吉、
日本で1番陽気な植村、
入部して初めて声かけてくれたコー、
はんなりな大橋、
まっちゃん、
苗字一緒で良かった佐々木、
"筋肉塊"愛すべき西森、
真面目で頼りになる宮野、
優しさと安心感のたけし、
本当にありがとう。
練習でみんなの姿を見て、たくさんの勇気を貰ってました。頑張っているみんなが大好きです。ありがとう。
りさ、なな、なつは、ゆう、しゆう、はな、りょうたへ。
数えきれない思い出が沢山だね。
イライラしてるなーと思いきや数分後にはキャッキャしてるのが通常運転。
辛いことも楽しいことも全部一緒に乗り越えた最高の仲間。
愛してるよ!
出会えて良かった。
この部活に入って良かった。
みんなとまだ見ぬ景色を見たい。
次の明治戦もその次も勝って、日本一へ。
どんな状況になっても
何点差になろうとも、諦めない。
私は、
私たちスタッフは、
みんなの側で、絶対勝つと信じてます。
信じて
ずっと叫ぶから。
最後まで、一緒に戦おう。
いくぞ。
Avenge
MG佐々木佳音