とうとう僕たちが書く番になってしまいましたね。
ここまでくるのに、長くもあり短くもあり…
いろいろなことがありましたが、正直少し寂しいです。
さて、明日はついに待ちに待った早慶戦ということで、
僕の早慶戦に対する思いを綴らせていただきたいと思います。
早慶戦。
それは、僕にとっての「心の支え」です。
どんなに練習が辛くても、どんなに怒られて苦しくても、
「早慶戦に出て活躍したい」と思えば自然と前向きになることができました。
そのきっかけは2年前。
早慶戦委員として初めてグラウンドレベルに立った時でした。
早慶両校の応援が地鳴りのように響き、まるでグラウンド全体が揺れているかのようでした。
自分は試合には出ないのに、あの場にいるだけでめちゃくちゃ緊張しました。
その時自分は、来年こそは絶対にこの舞台に立つ、と心に決めました。
しかし現実はそう甘くはありませんでした。
左膝前十字靭帯断裂。
3年次シーズン初めの練習試合の時に、やってはならない怪我をしてしまいました。
それからはもう毎日生きるのが辛かったです。
走りたいのに、走れない。
歩きたいのに、歩けない。
ぼぉーっと練習を眺める日々。
手術をして入院してからは毎日が辛すぎて何度も泣いてしまいました。
そしていつしか、「もう部活辞めたい」と思うようになっていました。
周りがAチームで活躍しているのに、自分は何も出来ずに見ているだけ。
自分一人いなくなったところで何も変わらない、とずっと感じていました。
しかし絶対に辞めてはならない理由がありました。
「早慶戦実行委員長」という大切な仕事があったからです。
早慶戦を円滑に進めるだけでなく、多くの人を呼び盛り上げなくてはならない。
この大変な役目が、僕とラクロスを繋ぎとめてくれました。
早慶戦には感謝の念でいっぱいです。
だからこそ、この最高の舞台で活躍することで恩返しがしたい。この気持ちが今の僕を支えてくれています。
最後に、同期へ。
俺が今までみんなと一緒にプレーできたのは実質2年と少し。
だけど、本当にこの同期とラクロスができたことを誇りに思います。
幸せです。ありがとう。
そして明日は俺達が入部してからずっと引き分けてる早慶戦。
絶対に勝って、笑顔で紺碧歌おう。
~不屈~