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2024

〜巧より強たれ〜『蕾』長島丈一朗

気付けば11月も後半、気温が朝1桁も珍しくなくなった。


東伏見までの定期は1週間前に切れたし、駅前のイルミネーションも始まった。


本当にこんな時期までラクロスできると思ってなかった。







期待はしてもらっていたと思う。



2年生、早慶戦前合宿に帯同しなかったリハ明けの自分をB早慶戦に抜擢してもらった。


3Qに出て3失点、逆転負け。すぐCチームに落とされた。




3年生、夏合宿までBチーム。最後まで先輩、DF陣の信頼を得られず関東FINAL4前に外された。


お世話になった先輩、コーチの期待に応えられず


このまま終わるのが怖くて学年MTGで学生コーチになってもいいと言った。


自分の中で折り合いをつけたつもりだったけど


野口に学生コーチに逃げているんじゃないかみたいなことも言われて


本当にやりたいことがわからなくなって


そのままの流れでCリーダーになった。







最初の練習は準硬0820完撤だった。


選考連を経てCチームスタートだったにも関わらず


元気で、自分たちで反省も出せて


何よりラクロスに真摯に向き合う2年生の姿を見て



この1年をみんなに捧げると決めた。






グラウンドとか人数とかどうしようもないことも多くて


初めてロングを持ったりもしたけど


「それが後輩のためになるか」という判断基準を手に入れたから


やりたいこともわかってきた。





衡星さんに、「ロングばっかりやってゴーリーの練習できなくて、それでえいじ出して負けたら悔いが残るでしょ」って言われたことがある。


航章に、えいじはまだ早いからBチームに来てくれと言われたこともあった。


それでも2人のちょっと嬉しい言葉を拒んで、自分のやりたいことを貫かせてもらった。


特にえいじはコーチに見てもらえる機会が少ないから少しでも上手くなってほしくて


ようやく人間性も含めて成長してきたかな。





2年生はサマーでβだったり、ウィンター出られなかったりで自信ない子が多くて


成功体験を積ませてあげたいとずっと思ってた。



そんなみんなの少しの成長が嬉しかった。







グラウンドに来て立っているだけだった慶がプレー内外で生き生きしているのを見ると感慨深いし、


休部から復帰した凱が慶應戦で逆キーにされながら躍動したのもたまらないし、


留学前最後の試合で進藤が点とってくれたのも嬉しかったし、


航志や樹生もBチームとの6-10で点を取れるくらいに成長してくれた。




もうお腹いっぱいってくらいみんなの嬉しい瞬間を見せてもらった。






特に最後の2ヶ月は成長が著しくて、


誰が出ても、どこからでも点が取れるOFになった。



勇知や颯良、樋田を中心に2年生主体のOFを作ってくれたし、


2年前を彷彿とさせる多重遅刻エースが来てからはそれが完成に大きく近づいた。







DF、特にロング陣は全員がBチームを経験して、


それぞれの強みを持った良い選手になってくれた。




SSDMもBチームを経験した人と、へなちょこ時代から大きく成長した2人


これ以上ないDFに仕上がったと自負してる







そんなみんなに支えられて最後の1年を完走しようとしている。






今一番思うことは




この幸せな時間を



幸せだと自覚しながら過ごし



引退を迎えられること。










個人へのメッセージ書いちゃうとすごい量になっちゃうから、

同期に向けて少しだけ



今の役割になって同じグラウンドや時間で練習することも少なくなり


直接関わる機会もないことが多かった。




コーチ陣も変わり、期待されていた代だからこそ


求められるものも高かっただろうし


極限の中で戦っていた。



そんなみんなを本当に尊敬していたし、少しでも助けになりたいと思ってた。



広報でも選手に負担をかけないやり方を選んできたし、


後輩育成に手を抜いた代と言われたくないから


自分にも大きな責任があると言い聞かせてやってきた。





いろんなことを犠牲にして


負けたら4年間を否定されるような試合を戦い、


他会場の結果に引退を委ねなければならないこともあって、


やっている人にしかわからないプレッシャーの中を過ごした。



聞きたくない外野からの野次もあったけど


自分たちの試合に集中し、全力で走り抜けたみんなを



誇りに思う。







Bチームの同期にはたくさん支えてもらった。


航章や創太、BリーダーはAチームとCチームに挟まれて大変だったと思う。



そんな中でもCチームの練習ができるよう配慮してもらったり、


できるだけ多くの選手をBチームに上げて経験積ませてもらったり、


今のCチームがあるのは2人のおかげです。



あと引退後もいっぱい来てくれた太希ありがとう。







そしてCチームの同期


激務をこなし、就活も疎かにしながらこのチームに捧げてくれたヒデ


Bチームの期間も長く、その経験を還元してくれたひろし


部活辞めると決心した後にずるいやり方で復帰してもらったたくと


3人がこんな自分を立ててくれて、リーダーにしてくれて人間としても成長できた。



本当にありがとう。







そんな同期に最後のお願いがあります。



明日の試合、後輩たちを全力で応援してあげてください。




グラウンドが狭くても、時間が短くても文句を言わず


試合の応援では凱、慶、凌平を中心にQ間も盛り上げ誰よりも声を出して


みんなのことを慕い、信じてきた後輩に




全力の応援でもらったものを少しでも返してあげてください。







自分がこの1年間大切にしてきた言葉がある。






「花よりも花を咲かせる土になれ」





Cリーダーになったときこの言葉を聞いて



自分の目指す姿がはっきりした。






後輩のみんなには最後まで上を目指して頑張ってほしいので



この言葉は船田と服部に送ろうと思う。









田中組Cチーム最終章








笑って終わるために







この1年が間違っていなかったことを証明するために













まだまだ小さな蕾たちが








東伏見の夜に大きな花を咲かせる。










G#18 長島丈一朗

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