初めは、入学式で可愛らしい女ラクの人たちに勧誘されて興味を持ったラクロス部。
サークルはどうしても合う気がしなくて、新歓にも一切行かず気づいたら4月末
焦って参加したのがRED BATSの体験会でした。
女ラクのスタッフをやってみようかなと思っていたけど、圧倒的な雰囲気の良さや、スタッフの方々が優しく接してくださったこと、そして何より高校の先輩に再会できたことが重なって、なんだか導かれたように、直感で入部を決めた
まさか自分が強たれを書いているなんて、信じられません。
入部してからの毎日は一層新鮮で、あっという間に一年が過ぎていった気がします。
サマー優勝した時の、応援の先輩方がフィールドの真ん中まで駆け寄ってきた光景、同期選手がガッツポーズして喜んでいる姿、同期スタッフみんなで肩を並べて泣きながら紺碧を歌った感覚
一方、ウィンターでは最後の決勝で敗れ、絶対に優勝できると確信していたからこそ、味わった悲しみは今でもよく覚えている。勝ちに直接貢献することができないスタッフの無力さを痛感した。
それでも気づけば2年生になり、3年生になり。
順調にTRとして成長できていたかというと、決してそうではなく、野澤組のキックオフで1年間の留学から帰ってきた時が一番、しんどかった
同期の輪にまた戻れるだろうかとか、アップもテーピングも記憶があやふやで
部活動に行くことへの過度な緊張から、毎朝吐きながら伏見に通う日々
グラウンドに着いても誰からもテーピングを頼まれることはなく、先輩や同期TRが忙しそうにテーピングを巻いたり、マッサージをしたりしている中、ただ横で立っているだけ
信頼されていない、必要とされていない
1年間のブランクがあるから仕方ないよねって頭では分かっていたけど正直めっちゃ辛かった!
部活に戻って約2週間後、Aチームと中央の合同練で井原が「そろそろ巻いてよ」と声をかけてくれた時はすごく嬉しかったです。本人は絶対覚えてないけど
本気で日本一を目指しているチームの中で、復帰直後の私はやる気がなさそうに見えていたと思います。
そんな私を見かねた松﨑さんが、1年生担当トレーナーにつけてくださいました。
マッカーシー組はただでさえ人数が多いのに、最初からリハが多くて大変だったけど
部活動の中で自身の役割が明確になったことで、責任感を持つことができてなんとか持ち直すことができました。
復帰してから私が一番意識していたことがあります。
選手とコミュニケーションを取ることです。
去年の1年チーム、今年のBチーム、リハの選手。
少しでも気になる選手がいたらこちらから声をかける。
「今日どう?」「痛いところない?」「昨日のリハどうだった?」
そんな何気ない会話を積み重ねることを、意識しました。
テーピングを巻くだけなら数分で終わる。
でもその数分の中で交わす会話から分かることもある。
いつもより元気がないこと
昨日の練習から違和感があること
本人は大丈夫と言っていても、少し無理をしていること
トレーナーとして選手の状態を把握するためには知識や技術だけではなく、
普段から選手と関わって、話して、変化に気づくこと。
それもTRの大切な仕事なんだと、少しずつ分かるようになりました。
テーピングを巻いて、「めっちゃいいわ」と言ってもらえる。
小さな行動でも、「ありがとう」と感謝を伝えてもらえる。
そんな瞬間に、やっていてよかったと思えます。
中でも、リハを担当していた選手が復帰して、グラウンドで活躍している姿を見ること。
これが、私にとって一番のやりがいです。
自分が試合に出ることも、直接点を取ることもできない。
それでも、選手がもう一度フィールドに立つまでの過程に、自分が少しでも関われたと思えることが嬉しい。
「あの時一緒にリハしたあの子が今こんなに活躍している」
そう思える瞬間が何より嬉しかったです。
もちろんずっと前向きだったわけではありません。
続けることが正解なのか
ここに居続ける意味があるのか
何度も考えました。
そんな時考えたのは、
「最後に後悔しない選択は何だろう」ということ。
辞めたらその瞬間は楽になるかもしれない。
でも、きっと後になって「もう少し続けていたら」と思う気がした。
だから
最後に後悔しないために、続けることを選びました。
そして今、
あの時、続けることを選んでよかったと思っています。
ここで出会えた人がいて、見られた景色があって、誰かの力になることの嬉しさを知ることができました。
もしこれを読んでいる後輩スタッフの中にも、
「なんで自分はここにいるんだろう」
と思う日が来たら。
無理に前向きにならなくていいと思います。
しんどいと思うこともきっと悪いことではありません。
ただ、その時に一度だけ、
「最後に後悔しない選択は何か」
を自分自身に問いかけてみてほしい
続けた先でしか得られないものもきっとあります。
私自身、それを実感できた四年間でした。
部活動を通して、沢山の方にお世話になりました。
ゆうさん、しゆうさん
気づいたら4年生になっていました
お忙しい中、沢山試合に足を運んでくださってありがとうございます。背中が大きすぎるお二人のような立派なトレーナーになれているかは分かりませんが、最後まで自分の役割を全うします。
松﨑さん、まおさん、あいこさん
一番近くで多くのことを吸収させていただきました。何度もご迷惑をおかけしましたが、いつも丁寧にご指導いただきありがとうございました。今後も試合でお待ちしております!
理乃、由奈
一個上がいないせいでまだ2年生なのに上級生トレーナー扱いで、任せてしまうことが多くて大変だったと思う。それでも一緒に頑張ってくれてありがとう。頼りにしてるので、まだまだよろしくね
ゆりか、璃乃、まゆ、ひなこ、みく、るる
色んな選択肢がある中でラクロス部を、TRを選んでくれてありがとう。分からないことをそのままにせず、沢山質問しにきてくれる6人の頑張りがサマーで報われてよかった!これからもっと出来ることが増えて、成長していくみんなの姿が楽しみです。
嶋田監督、コーチの方々、関係者の方々、社会人トレーナーの皆様
ここまで大きな組織に携われていること、日本一を目指せる環境であること、たくさんの人の支えがあってこそだと思っています。この場を借りて心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。
そして同期スタッフ
彩乃、凛、明莉
いつの間にかこのメンバーになったけど、1年の頃から変わらず、みんながいるからこれまで続けてこられました。振り返れば大切な思い出ばかりです
ひびきと陸もありがとう!
まだまだみんなと一緒に頑張りたいです。
明日はBリーグ立教戦
今年Bチームを担当させてもらえて、りょうへい率いるこのチームにすごく愛着を持っていつも帯同しています。
選手一人ひとりの頑張りを見てきたからこそ、勝ちたい
井原組の日本一のためにまずは明日の一戦を勝ち抜く。
そのために私はいつも通りテーピングを巻いて、ボトルケアをして、アイシングを用意する
選手が少しでも良い状態でプレーできるように
最後の瞬間まで、私にできることをやる。
井原組、絶対に笑って終わろう!
PULSE
#TR 楠山聖奈

