ついに自分の番が回ってきた。
これまでのラクロス人生を振り返ってみると
満足できたことがほとんどない。
むしろ辛かった記憶がほとんどだ。
二年生の時、全くBチームに上がれずにCチームでめちゃくちゃキツかったことも、
三年生の時、Aチームなのにベンチに入れなくて、悔しくて夜眠れないこともあった。
地元の友達に飲みに誘われても、次の日練習があるからと何度も断った。
けど、辞めようとは全く思わなかった。
三年前の入部式で誓った、最強世代になりたい。
前代未聞の全日学生王者になりたい。
その景色を、仲間と見てみたい。
という思いが強かったからだ。
また、いろいろな人の助けでプレーできてる自分がそんなこと考えてはいけないと思った。
ただでさえ朝早いのに、選手のためにもっと早い時間に集合して、練習環境を整えてくれるMGやTR
プレーヤーとして入部したのに、プレーすることを辞めてまでチームを支えてくれている学生コーチ、analyzing staff。
本当に感謝しかない。
ありがとう。
今年がラクロス人生を満足したものにできる、最後のチャンス。
俺にできることは本当にちっぽけなこと。
MFの1on1で、ロングに負担をかけずに、ボールを落とすことだけに注力してもらう。
オフェンスもしなければならない選手の代わりにクリアで走りきる。
このほんの少しの自分の役割に全力を尽くす。
明日はリーグ三戦目vs法政
日本一になるためには、こんなところで負けていられない。
残りのリーグ戦、関東final4、関東final全て勝ちきって
俺らが入部してからまだ一度も見たことがない景色を見よう。
秋山組はやっぱり最強世代だったと見せつけてやろう。
江戸陸で紺碧の空を。
そこにはきっと
大好きな仲間たちと笑って泣いている自分がいるんだろう。
change
MF #32 星野翔吾