「夢は大きく、心も大きく、
感謝の気持ちは忘れるな」
昔から親に言われ続けた言葉だ。
ラクロス部に入って、
ようやくその言葉の意味と重みが分かったと、
今なら胸を張って言える。
自分のラクロス人生は
決して順風満帆だった訳ではない。
ウィンター直後に腰椎ヘルニアを患い、
約二年間もの間リハビリ生活を送った。
復帰後はDチームで長い時間を過ごした。
リハ中も復帰後も、
サマー・ウィンターでαだった事に慢心し、
たいした努力もしてこなかったから、
当然の報いだったと思う。
でも当時は、
理想と現実のギャップに激しく落ち込んだ。
チームに貢献できない自分が悔しかった。
練習に行く度に、自分が嫌になった。
ラクロスから背をそむけたかった。
恐らくこの時期が一番辛かっただろう。
それでもここまで来られたのは、
優しく接してくださった先輩方、
気にかけて喋りかけてくれた同期、
毎朝挨拶をしてくれた後輩、
遊びに誘ってくれた帰国や学部の友達、
そしていつも一番に応援してくれた両親、
本当に沢山の人からの支えがあったから。
ありがとう。
明後日は慶應戦。絶対に負けられない。
決められるショットは確実に決めきる。
今出来ることを100%の力でやりきる。
それが自分の役割だと思っている。
今までの悔しさを全てぶつけるつもりだ。
もちろん、CチームやDチーム、
リハで一緒に苦しんだ仲間の分までも。
新人戦二冠を達成した時の何十倍も、
「日本一」になる喜びは大きいんだろうな。
俺はただ純粋に、
頂点に立ったときの感情を味わってみたい。
だから、まずは慶應戦、絶対に勝とう。
勝って笑顔で紺碧の空を歌おう。
こんなところで終わるチームじゃないだろ。
CHANGE
AT #47 鈴木遼河