学年ミーティングで語った想いは、変わらず今でも俺の支えです。
「FALCONSを倒して、試合に出てるやつもスタンドで応援してるやつも全員が泣きながら喜んでる。そんな夢を実現したい。」
悩んだとき、苦しいとき、何度もこの夢に救われてきた。
改めて四年間を振り返ると、俺は辞めたいって思ったことがめちゃくちゃ多かった。
才能や体格を言い訳にしてやる気を失ってみたり
周りの批判に心が折れていじけてみたり
そのくせ同期の甘えた行動に嫌気がさしたり
うまいやつが下のチームのやつを悪く言ってるのに憤ったりもした。
でも一番は、今年。
チームの状態から目を背けて言うべきことをきちんと言わなかったり
でも陰では偉そうに“自分の意見”を愚痴ってみたり
そういう自分に気が付いくたびに「俺はなんてセコい野郎なんだ」と自分が嫌いになって、部活を辞めたいと思った。
そんな時、この夢が立ち直らせてくれた。
過ちは取り返せないけれど、これから夢の為に変わっていけばいい。
自分のしょぼさを嘆く暇があったら、チームが少しでも良くなるように変えていこう。
そう考えるようになったのは、今までみんなに貰ってきたものの大きさに気付かされて、夢への想いが一層強くなったから。
みんなの代表として試合に出られる誇りも
勝利の為にレベルアップを求める厳しい言葉も
五月祭の加藤と大智、早慶戦の坂入と星野に泣かされたことも
開幕戦のブレイクのあとベンチから飛び出してくるみんなの顔も
ミスした後スタンドから聞こえるドンマイの声も
不安なとき見回すといるチームメイトの心強さも
MG、TRたちの一生懸命さも
選手からコーチ、スタッフに転向したやつらの覚悟も
みんなと帰る何気ない日常も
その一つ一つが甘ちゃんで弱い俺をここまで連れてきてくれた。
だから今度は俺が引っ張って、みんなと最高の瞬間を分かち合いたい
そう思えたからこそ、今があります。
俺に居場所をくれてありがとう。
明日は俺たちの最後の早慶戦。
大一番なのは間違いないけど、俺たちの目標はこんなとこじゃない。
俺がみんなに恩返ししたって言えるのは12/17。
まだまだ夢の途中。
ここまでも、そしてこれからも、
試合に出ないメンバーの想いも背負って戦う。
だから見ててくれ。
「頼りねえよ」って思われてても、勝手に背負った気になって頑張るから!笑
このまま書いてると二万字くらいすぐに書けるけど、あんまり長いとまたみんなに話が長いといじられるので、ここから先はプレーから感じ取ってもらえたら嬉しい。
いっぱい泣いて、いっぱい笑った四年間。
最後はみんなが泣きながら笑ってる。
そんな伝説を作ろう。
CHANGE
FO #3 内藤壮志