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2018

~巧より強たれ~『ここにいる理由』髙西理紗子



どうしてマネージャー?




数え切れないくらい聞かれたことがある。




この組織にこうしていることは、




私に向いてないんじゃないかと思ったこともあった。




向いてないんじゃないかと面と向かって言われたこともあった。




本気だからこそ



考えを言い合えてしまうからこそ



それまでの人生にないほど



人とぶつかって、



逆に相手を思いやるあまり



思っていることを言い合えなくて



もどかしくて反発して、




悔しくて流した涙




悲しくて流した涙のほうが




嬉しくて流した涙より遥かに多い。





しかし留学から帰ってきたある時




某同期に言われた言葉で




私の中の何かが変わった。




それまでの私は、プレイという形でチームに貢献できない立場にどこか遠慮し、




同時に甘えていたんだと思う。




でも、彼はおそらくもう覚えてないだろうけど、




その言葉以降、



マネージャーも選手と同じ熱量を持っていいんだ



というより




持たねばここにいる資格はない、と思うようになった。





日々自分が付くチームに全力を注ぎ、




一つ一つの試合に確実に勝つ。




自分の存在や頑張りの介在価値の大きさなんて考えるひまがあるのなら




その時のベストを尽くしたほうがよい。





どうしてマネージャーをやっているのかー。




こんなこと言ったらどんな風に思われるかわからないが



語弊を恐れずに言うと、




私は決してマネージャーの仕事が好きなわけではない、と思う。





いや、タンクやボトルの見えないところの汚れを綿棒や歯ブラシで落とすのは意外とかなり好きだ。




でもともかく、例えば



冬の寒い日に指を麻痺させながらボトルを洗って



夏の暑い日に蚊の絶好の獲物になりながらビデオを撮って。





しかし勝った時の喜び



1年生のときにグランドスラムを取ったあの喜び



それを遥かに超えるであろう日本一を取った時の喜び



そのためにはどんなことだって出来る。




そして、心から、やりたいと思える。




だって、一人じゃないから。





質問に戻る、



どうしてマネージャーをやっているのか。




日本一という崇高な目標があるからだ。




そのためマネージャーは目的でなく手段だ。




思い返せば1年生の5月、ここを選んだのもマネージャーになりたいからではなく、

「早稲田ラクロスの一員として日本一を獲りたいから」だった。




そのための唯一の選択肢が、マネージャーだった。



…そしてまた、心強い同志がいるからだ。




学年関係なくきっと様々な思いをそれぞれが抱きながらも



結局ラクロスが大好きでがむしゃらになってる選手たち。



自分が楽しようなんて露ほども考えず



常にチームを第一に考え、動き回るスタッフ陣。




それぞれのポジションで




役割を全うしようとしている四年生。




グラウンドでふと目を上げれば




そんな誇らしい仲間がいる。




ほんとうに有難う。






私事だが私はチームの広報をやらせてもらっている。




誰もがぶつかる「自分の存在意義とは」の壁にぶつかり




インスタグラム開設をきっかけに、




悩んだ末、見つけた答えだ。




「早稲田ラクロス」をどう魅せるか、




どうしたら応援してもらえるチームになるか、




自分にとって本当にやりがいのある仕事だ。




しかしこの仕事を通じて私は逆に力をもらっている。




様々なSNSを更新する度




チームを客観的に見て誇らしくなって




自分がここにいる価値があるよう




努力し続けなければと思わされる。







明日は法政戦。日本一までは2/11試合。




きっと日本一泥臭いであろう




「早稲田のマネージャー」としての誇りを持ち、




謙虚な感謝の気持ちを忘れず、





今やるべきことを、全力でする。





皆で闘おう。





#MG 髙西理紗子


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