「小さなことを1つ1つ積み重ねることが、
とんでもないところへ行く、
ただ、1つの道。」
2004年、メジャーリーグのシーズン最多安打記録を塗り替えた際に、イチロー選手が語った言葉。
当時小学生だった私はこの言葉を何一つ疑うことなく信じ、
その後の人生でも常に胸の中にあった。
文字通りラクロスに懸けた、4年間。
熱量高く取り組むほどに、自分への期待は増し、失望も増える。
多くの挫折があった。でも、
大変幸運なことに、素晴らしい出会いに恵まれた。
偉大な先輩たち、コーチ陣、同期、後輩。
「この人たちの力になりたい。」
本気でそう思える人たちとの出会いは、自分と向き合い、自分を変える勇気をくれた。
これほど自分の中で変化が起きた4年間はない。
同時にこれほど成長できた4年間はない。
そういった変化の中でも、自分の中で、変わらないもの。貫いたもの。
それは、“積み重ねる”ということ。
“とんでもないところ”に行けたかは、わからない。
ただ、不器用に積み重ねてきたものは、私にとって、“特別”になっていった。
何万、何十万と積み重ねたシュート練習は、
1つの、“特別”なゴールを生んだ。
共に本気の日々を積み重ねたチームメイトは、
私にとってかけがえのない、“特別“な仲間となった。
そんな仲間と手にした勝利は、
生涯忘れることのない、“特別”な記憶になっている。
そんな“特別”にあふれた私の4年間は、最高の青春で、財産だ。
そんな環境を与えてくれた家族には深く感謝しています。ありがとう。
この“特別”な仲間たち全員と共に戦い、
そこで沸き起こる“特別”な感動、興奮を、全員で共有したい。
これこそが、今の私の心からの願いだ。
明後日は、関東FINAL。
このチームにとっての、
“特別”な日にしよう。
WAVE
MF (#13) 中小路 渉
WRITER:中小路渉