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2020

〜巧より強たれ〜『みんなへ』下山田大河


巧より強たれを書いていると




この4年間いろいろなことが起こりすぎていて、全部整理しきれていない。




自分でも途中何を書いてるのか分からなくなることもあったが、




全部自分の本音を書いたつもりなので、拙い文章かもしれないが最後まで読んで欲しい。








ラクロス部に入った理由は




2年浪人してまで入った早稲田大学で


中途半端なことはしたくなくて


何か一つのことに真剣に打ち込みたかったから。





しかし、入部して1週間後にはその決意は脆くも崩れ去っていった。




まず、アップのランニングが速すぎて吐いた。




フィジカルで一人だけ2周回差ついてた。




気づいたらトイレがお友達。




パスキャも下手くそ ダッジもキレず シュートは劇遅。

 



当然、順位は下から2番目。




一方で、周りのみんなはどんどん上手くなっていく。




体力的にも精神的にも自分の甘さを痛感した。




東伏見までの実習用定期は、いつ辞めてもいいように1ヶ月単位でしか買ってなかった。




新人戦にもほとんど出れず、何をやってるんだろうと思った。






それでも




そんな俺が今に至るまでラクロス部を辞めずに続けられた理由は2つ。




1つ目は、同じ時間を過ごしていくうちにどんどんラクロス部のみんなが好きになっていったから。




下手くそな自分に期待して根気強く試合に使って下さった先輩方。




俺のことたぶんめちゃくちゃ舐めてるけど、ラクロスに真摯に向き合い続けている後輩たち。




プレーヤーと同じかそれ以上の熱い想いをもってサポートしてくれるスタッフ陣。

(清水は4年間クロスを編んでくれて本当にありがとう!)




土日はもちろん平日に有給まで取って指導してくださるコーチの方々。




そして、2歳年上の俺を受け入れてくれた最高の同期。




そんな人間味に溢れた人たちが、ラクロス部に大勢いたから今まで続けてこられた。








2つ目は、心が震える瞬間に立ち会えるから。




秋山組のFINALで黒瀬さんがビハインド状況でゴール前まで走り込んで決めたゴールや、最後までチームを鼓舞し続ける秋山さんの姿。




後藤組が圧倒的な攻撃力で日本一を決めた瞬間。




青木組の早慶戦で逆転優勝した瞬間、


FINAL4の中央戦でナダルが渾身のショットを決めた瞬間、


全チーム優勝を達成した時。




そして、丸田組


日体戦4Qで決めた片山の同点ゴールとヨシのゴールで逆転勝ちした瞬間。




どれも心が震えた。




どれも自然と涙が出てきた。




何年、何十年経っても鮮明に思い出せる瞬間がそこにあった。




そんな最高の瞬間に立ち会えるのなら、どんなに朝が早くても、どんなにきつい練習でも頑張ることができる。




そんな瞬間を




4年間苦楽を共にしてきたみんなと味わいたい。






もちろん、早く引退して遅刻に怯える夜をすごさなくてもよくて


フィジカルできつい思いをしなくて


たくさん遊びにも行ける日々に憧れもする。






ただ、今は1分1秒でも長くみんなとラクロスをしていたい




試合に出て点とって活躍したい




成長していく後輩たちの姿を一番近くで見ていたい




勝った時の感動をみんなで共有していきたい




もっともっとみんなと同じ時間を過ごしていきたい




そんな強い想いが自分の心の中に溢れ出てくる。






しかし、残された時間は長くない。




練習はあと20回程度




公式戦は最大で3試合




本当に限られた時間しか残されていない。




できることは1日1日を大切に、最高のパフォーマンスを練習でも試合でも発揮し続けるだけ。








いよいよ明日は学習院戦。




絶対に負けられない試合。




期待してくれる全ての人たちの想いを背負って闘う




あつしとこうせいとたいちともう一度同じフィールドで闘うためにも




必ず勝って次に繋げる。







そして、本当なら共に闘うはずだった




醤油ラーメンと味噌ラーメンの違いがわからないバカ舌ATの分まで俺が点を獲る。








24歳の全力をとくとご覧あれ。










AT (#0) 下山田大河


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