ついに俺が巧より強たれを書く時が来た。
今までみんなの巧より強たれを辞書を引きながら一生懸命読んできた。
みんなかっこいいことを書いていてすごいなと思う。
正直俺は何を書けばいいか分からない。
とにかく自分の３年間を振り返りたい。
上手く書けないかもしれないけど頑張るから読んでくれたら嬉しい。
今でも覚えてる
初めて見た早慶戦を
ちょうどスポーツを探していた時出会ったラクロス
見ててすごく楽しそうだなと思った。
かっこいいなと思った。
俺もあそこに立って活躍したいと思った。
七月の終わりにやっと見学させてもらった。
見学したその日に入部を決めた。
正直入った時はラクロスを舐めていた。
絶対Aチームに入れると思っていた。
だが現実は違った。
上手くいくことはほぼなく、毎日失敗や苦しい事が多かった。
日本語も下手で、「仲間」に考えや思いを伝えられない。
パスキャもシュートもグラボも下手だし。
ミディーの順位はいつも一番下。
自信があったのはキープ力とフェイスオフだけだった。
FOでも先輩にはボコボコにされて勝てない。
一年の時にFOでCチームに入れさせてもらって、自分の力不足に気付かされた。
先輩に「出すな、そんな奴いらない」と言われたのを今でも覚えている。
本当に辛かった。
その次の年
ミディーとして認識さえしてもらえなかったが、FOではBの1枚目にさせてもらった。
だが初めは全然勝てなくてすぐ順位を落とされた。
試合にも出れず苦しい日が多かった。
学年問題もあって悩んだ。
ミディとして捨てられていた事にも悩んだ。
辛くて辞めたいと思ったことも何回もあった。
だけど諦めて辞めたらそれこそが本当の負けだと俺は思った。
今の自分では足りないからもっと頑張った。
誰よりも練習して誰よりも成長したかった。
自分で週に7回練習を始めた。
家の芝で何回もクランプを練習した。
何時間もラクロスの動画を見た。
「仲間」になるために日本語やジャパニーズカルチャーを頑張って学んだ。
練習は最初は辛くて嫌いだったが、
どんどん好きになっていった。
毎日練習が楽しくなった。
本当にラクロスが大好きになった。
どんどん「仲間」とも絆を作っていってcloserになった。
そして9月の終わりにやっとAチームへの切符をもらった。
初めての試合を覚えている。
Aチームに呼ばれて一週間も経たないで日体戦のボックスに入れてもらった
そこで結果を出せて次の試合にも出してもらえた。
その後も結果を残し続けて関東、全学も一緒に優勝させてもらえた。
だが全日では負けた。
去年は先輩たちが喜ぶ姿も悲しむ姿も見た。
自分は同期の泣く姿は絶対見たくないと思った。
気が付いたら「仲間」が俺にとってFamilyとなっていた。
Red Bats のみんなが大好きだ。
ラクロス人生を振り返ってみると周りの人が俺を強くしてくれたと感じる。
自分のわがままを聞いて信じてくれている家族。
貴重な週末を使ってまで練習を見に来てサポートしてくださるコーチの方々。
扱い方が分からない自分の面倒を見てくれて色んなアドバイスやインスピレーションをくださる先輩方。
かっこよくて頼れるけどたまに生意気な後輩たち。
仲良くしてくれて刺激をくれた他大のFOの方々。
毎日プレイヤーが上手くプレーできるように頑張ってくれているマネージャーの皆さん。
トレーニングメニューやテーピングとかをしてサポートしてくれているトレーナーの皆さん。
俺のノリに付き合ってくれて一緒に練習してくれるFO Unit.
そしてこんなユニークな奴を受け入れてくれた同期のみんな。
みんなに本当に感謝している、ありがとう。
このみんなで勝ちたい。
このFamilyでなるべく長く一緒にラクロスをしたい。
Final4の中央戦まであと2日。
この試合を勝たなければ優勝ができないし終わってしまう。
Familyが負けて泣く姿は絶対見たく無い。
だから絶対勝ちたい。
この最高のチームで、
最高の仲間で、
最高のFamilyで、
喜びたい。
絶対勝とう。
真
FO (#3) 深谷映
