「巧より強たれ」は、最後の年に対する想いやラクロスやる理由など、
今まで感じることのなかった人の想いが滲み出て、本当に面白い。
いざ自分の番が回ってきて、何のために巧より強たれを書こうか真剣に考えた。
普段口で素直に伝えられない自分だけど、このような機会を頂いたので、
ラクロス部を通じて感じたことと支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを素直に綴りたいと思います。
長く拙い文章ですが、最後までお付き合い下さい。
ラクロス部に入部した理由は、日本一への憧れもあったが、
中途半端で大嫌いな自分を変えたい、心の底ではその想いがあった。
そんな想いを胸に、ラクロス部に入部したが、挫折と甘えの日々だった。
サマーではβで予選敗退、ウィンターもあすなろも優勝することができず、
先輩が信じてくれて出場したプレシーズンでは、セーブ率9%。
その後、悔しすぎて自分なりに頑張ったものの、次は前十字靭帯を損傷。
プレーができない期間に変わる機会があったものの、ベンチプレスだけやり続け、上半身が大きくなるのみ。
多くの同期がAチームで活躍する中で、自分はずっと楽な方に逃げていた。
変わりたいと決意して入部したものの、甘え続けていた自分がとても情けない。
そして、迎えた最終学年。
そんな甘い自分が少しずつ変わった理由が二つあった。
一つ目は、仲間の存在である。
ラクロス・ラクロス部に真摯に向き合う同期、自主練習し続ける後輩、
そんな仲間とするラクロスは熱く、どんどん楽しくなっていった。
大祐とのゴーリーアップの時間もとても楽しいです。いつもありがとう。
二つ目は、大学でのラクロス生活はもう二度と来ないと気づいたからである。
最高な仲間と勝って感じるあの最高な瞬間がもう数えるほどしかないと感じた時、
チームの力になれるよう日々必死に過ごそうと思った。
そして、少しずつ変化して、今は夢中に、ど真剣に生きている。
今が人生で一番熱く、本当に楽しい。
その最高の瞬間は、時間で言えばたったの1%もないかもしれない。
しかし、その瞬間に立ち会うためならば、
練習中にボールが体に当たって痛い瞬間も辛くないし、試合以上に走るフィジカルも辛くない。
早稲田大学ラクロス部に所属している以上、全員がたった1%もない、その最高な瞬間に出会えたことがあると思う。
もし今悩んでいる人がいるならば、
その瞬間のために、99%のやりたくないことにも、ど真剣に頑張って欲しい。
それをし続けることで、きっと今よりもっと楽しくなれると思う。
長くなりすぎてしまうので、最後に支えてくれた人への感謝の気持ちを述べて終わろうと思う。
家族へ
今まで甘えすぎました。
家庭外でのイライラをぶつけてすみませんでした。
そんな自分を今まで支え続けてくれたこと、感謝しています。
監督・コーチの方々へ
今年はコロナウイルスの影響もあり、先の読めない日々が続きましたが、このように部活動を行えているのは、監督・コーチのおかげです。
週末も平日もお忙しい中、指導してくださり、本当に感謝しております。
残り少ない期間ですが、引き続きよろしくお願いします。
スタッフへ
自分は主務として関わる機会が多く、仕事をお願いすることも多かったですが、色んなわがまま聞いてくれて、ありがとうございました。
自分も人のこと言えませんが、練習後忘れ物をしたり、怒りを剥き出しにしてぶつけてくる選手達に対して不平不満言わず、
チームのために取り組む姿勢、とても尊敬しています。
後輩へ
日々シュート練習、自主練習を行い、ラクロスに真摯に向き合う後輩達をとても尊敬しています。
来年以降も色んな葛藤、楽しいことがあると思いますが、頑張って下さい。ずっと応援し続けます。
残り少ない期間ですが、最後までよろしくお願いします。
同期へ
自粛期間中のミーティングでも言ったけど、存在自体に感謝してます。
人の愚痴が多い人、
すぐ煽ってくるやつ、
いつも周りを明るくしてくれる人、
文武両道の人、
選手にはできない形でチームを支えている人、
弛まぬ努力をし続ける人、
後輩指導に尽力する人、
常にチームのことを考え続けチームを引っ張る人、
ラクロスとラクロス部に真摯に向き合い続ける人、
色んな人がいるけど、最高の同期です。
入院した時は、写真集、大根、レタス、弁当など様々な差し入れと共に、お見舞いに来てくれて本当にありがとう。
リハビリ中は膝が痛くて、何もできない日々が続いたけど、
みんなの支えがあって、怪我を乗り越えることができました。
本当にありがとう。
明日は、FINAL4。
何が何でも、絶対勝とう。
そして、Bチームと共に優勝して、人生で一番熱い瞬間を過ごそう。
真
G(#10)上條伶