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2024

〜巧より強たれ〜『証明』鶴見雄太

「日本一」 


1年の春、「日本一」に憧れて入部を決めた。 






「森久によろしく」、そう兄に言われて体験会に行った。 


その日は学生コーチがいなくて、Aのリハの先輩が相手をしてくれた。 


夏飛人さん、穣さん、成澤さん、筒井さん。今思うとすごいメンツ。 


体デカくて、優しくて、かっこよくて、 


直接的な言葉は忘れちゃったけど、先輩たちが嬉しそうに「日本一」への熱い想いを話してくれたのを、今でも覚えている。 


ここだと思った。 


新しい環境・新しい競技、何より「日本一」という言葉に心を躍らせた。 






あれから3年半 








山あり谷あり、決して平坦な道のりではなかった。 


今一番強く思うことは、自分は運が良すぎるということだ。 


あり得ないくらい周りの人に恵まれた。 




監督・コーチ陣 

今年は学生日本一経験者揃いの最強メンバー 

日頃からご指導ありがとうございます。 

「巧より強たれ」は別に感謝を述べる場じゃない、と先日嶋田さんに言われましたが、結局書いちゃいました。 

「日本一」という形で必ず恩返しします。引き続きよろしくお願いいたします。 




いつも陰で支えてくださった先輩方 

特に、動画付きで質問攻めしても、何倍もの文量で、熱量で返してくれた浅見さん。 

「問題が起きた状況で、腐るやつは2流、がむしゃらに頑張るやつは1流、利用するやつが超1流」、怪我で苦しい時期に何度も助けられました、大好きな言葉です。 


同じく質問攻めしまくった古澤さん、綿密にコミュニケーションを取ってくださった沼野さん・至佑さん。 

怪我が減ったのも、パフォーマンスが上ったのも皆さんのおかげです、本当にありがとうございました。松崎もマジでいつもありがとう。 




大好きな同期 

編成とポジション柄、多分一番長く一緒にいる森田 

なんでも話せる1個上のかんた先輩 

嫌なやつキャラに仕立て上げようとしてくるひら 

試合で頼りになりすぎる野口 

編みのリクエストが毎回違うせいご 

最近仲のいい榊 

名実況たくと 

クロスチェックで喧嘩しちゃうけど普段は仲良いわかこ、明日も厳しくお願いします 




かわいい後輩達 

めきめきと力つけてきたぜんや・おかち ・はるま

ラクロス外の話をすると怒るのじ・こうき 

世田谷のおがけん

夜練のれお 

染め師みっちゃん 

ソールメイトなかけん 




スタッフのみんな 

みんながいるから最高の環境でラクロスをすることができてます。特に4年になってからスタッフの大変さがより理解できるようになってきた気がします。いつもありがとう。 




挙げていったらキリがないです。 


本当にいつもありがとう。 


今が人生で一番輝いていると言い切れるのは、みんなのおかげです。 








「日本一」 


めちゃくちゃ難しい。 



どの大学も目指しているわけで、毎年1チームしか達成し得ないわけで、 


当たり前だ。 


学年が上がるにつれ、チームの主力になるにつれ、ラクロスがうまくなるにつれ、 


高くなり続けているように感じる壁。 


あんなに強かった平野組も斎藤組も、共に戦った山崎組も、 


負けた。 


とにかくうまくいかないことが多すぎる。 






個人でもそうだ。 


悔しい、 


何度そう思っただろうか。 




1年次のウィンター。 


リハでボックスの最後尾、同期の躍動をただ見ているだけ。 


慶應戦での大逆転勝利も、優勝の瞬間も、 


みんなは抱きつき喜び合っているのに、 


素直に喜べない自分に嫌気が差した。 





なかなかチーム編成で上がれない。 


最近ちょっと怪我の調子良くないし、と正当化してみる。 


まあでも俺の方が上手いだろ、あれくらい俺でもできる、と言い聞かせてみる。 


自分の弱さを隠した。ダサい。 




簡単なミスでオフェンスを終わらせたとき。 


2年のBリーグ、少ない貴重な出場機会を、キャッチミスで終わらせてボックスに帰ったときもある。 


翌日のミーティングで「やっぱあいつって微妙だよな」と、どこからか聞こえてきた。 


その日は悔しすぎて5時間ぶっ通しで壁と向き合った。 




他にも数えきれない。 


オフの日、やる気出なくてなかなか自主練に行けないとき。情けない。 


練習中の苛立ちがチームに影響していると感じるとき。不甲斐ない。 


スカで逆キーと書かれたとき。正しいのが余計に腹立たしい。 


何より試合で負けたとき。悔しい。どうしようもなく。 







これでもかと言うくらい自分の弱さを突きつけられた4年間だった。 


でも、辞めたいと思ったことはない。 


早稲田ラクロスを選んで後悔したことも一度もない。 






「日本一」 






この言葉が何度でも自分を這い上がらせてくれる。 


何度でも弱い自分を、1歩ずつ、強くしてくれる。 




寒すぎて怪我のケアが難しい冬も、暑すぎて溶けそうな夏も、オフの日も欠かさずラクロスと向き合った。 


時にはニッチな努力もした。 


歯磨き、ドライヤー、洗濯バサミ、シャワーヘッドを持つ手を左手にしてみたり、 


パンツやズボンを履く時、階段登る時にちゃんと片足で真下に入れてるか毎回確認するようになっちゃったり、 


とにかく編みを極めてみたり、 


サッカーとかバスケ、野球からヒントを得られないか動画見漁ったり、



合ってるかもわからないことを森田とああでもない、こうでもないと話し合ったり 、








答え合わせ 


進士が今年良く口にする。


これは4年間、ひいては人生の答え合わせだと本気で俺も思う。 


勝たなきゃ何の意味もない。 


そんなことないと思う人はいると思う。 


引退していった先輩方も納会で泣き笑いながらいいチームだったって毎年言ってるし、 


負けたら俺もそう言うのかもしれないけれど、 


でも 


勝つことでしか、今までの努力を肯定することはできない、今は本気でそう思う。 








明日は宿敵、慶應 






勝って俺たちが強いということを「証明」しよう。 






勝って俺たちの4年間が正しかったことを「証明」しよう。 






その先も勝ち続けて、「証明」し続けよう。 




 





勝って笑おう 








軌 




OMF#99鶴見雄太 

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