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2026

〜巧より強たれ〜『スタートライン』長谷川 遼太

ちょうど昨年の今日、全員がリーグ戦に向けて準備する中で自分は手術台の上に乗っていた。



俺はここで一体何をしてるんだろう、なぜ自分がこんな辛いことを経験しなければならないのだろう、そういう感情だった。



そんな絶望的な時から一年、Bではあるもののリーグ戦の舞台に立てること、前日に強たれが出せることに今から昂っています。



「巧より強たれ」



自分にとってはこの部活にいる意義、目指すべき目標などがそこには載っていた。




そもそも自分はみんなのように日本一になりたいとかAチームで活躍したいなどの目標を持って入部した訳ではない。

ただ体験会で経験したショットが楽しく、今までにない感覚でもっと速く打ちたいと思ったのがきっかけだった。

そんな自分がただ競技を楽しむだけでなく、覚悟を持って取り組まなければいけないと感じさせたのがこの「巧より強たれ」。

そんな強たれの一ページに自分の書くこの文が入ることに緊張と嬉しさを感じていますが、読んでいただけると幸いです。




初めは順風満帆なラクロス生活だった。


サマーはMFとして優勝に貢献できたし、ウィンターでもATとして準優勝に貢献できた。

あすなろは怪我の影響でほぼ出場できず悔しい思いをしたものの、二年時はBチームでざきそうさん、ゆずきさん、はるまさんなどにお世話になり成長することができた。


特にゆずきさんには何回怒られたか分からないくらい怒られ、藤、ひびきとミスした後に「うわこれ絶対ゆっさん怒るやん」と話していたのが記憶に新しい。


しかし同時にそんな環境だからこそ得るものは今までの比にならないくらい多かった。夏合宿後にBリーグでスタメンを取ることができた時は本当に嬉しかったし、2年シーズン終了時にはAチームで活躍することを目標に意気込んでいた。



そんな中での忘れもしない、大学3年4月20日、大宮けんぽ。



当時は目標でもあった早慶戦に出場するため、結果を出そうと必死だった。

実際にBでは一枚目、得点もたくさん重ねることができ、2月ごろからAの試合や練習にも度々呼ばれるようになったことで自分自身成長を感じていた。


そんな中での大怪我。


それまで小学生から大きな怪我とはほぼ無縁だった自分は診断前、リハは長くても2ヶ月くらい、早慶戦は無理でもリーグ戦で活躍できればいいくらいに思っていた。


それが全治約1年、右膝前十字靭帯断裂の診断。絶望だった。4年シーズンまでプレーできないこと、なにより2年Bチームでお世話になったゆずきさん、はるまさんなどともうラクロスができないという現実が自分の中で重く、苦しくのしかかってやるせない気持ちでしかなかった。病院からの帰り道は今までで一番重く、一番泣いた。夕刻、おがけんさんからの「明日からAで!」の文面は今までなら嬉しかったはずなのにどうとも言い表せない感情になり、先が真っ暗でどん底の気分だった。



そんな状況からリハビリを励み、復帰に向けて頑張ろうと決意できたのは周囲の存在、特に井原組のメンバーが大きかった。


怪我をした後も励ましの声や必要という言葉をかけてもらったこと。


何より井原が常日頃から言っていた「自分達の代でどう勝つか」という言葉に応えるためにも、必ず復帰して井原組の日本一に貢献したいという強い思いで長いリハビリ期間へと入った。正直、手術からリハビリまでの過酷な道のりで諦めたくなる瞬間もあった。

しかしその時もリーグ戦で活躍する同期が自分に勇気と活力を与え、リハビリのモチベーションとなっていた。野澤組のAチーム、Bチームの日本一は自分ごとのように嬉しく、早く復帰したいという気持ちを加速させた。



そして迎えた4年シーズン。


体を復帰前の状態以上に戻し、早慶戦までにAチームに上がるという目標を掲げて練習に励んだ。2月には実に10か月ぶりとなる実戦復帰を果たし「やっとここまで来た」という思いとともに、ラクロスの楽しさを改めて実感した。しかし体が追いつかない。足首の捻挫から始まり、その後肉離れにより1ヶ月の離脱を余儀なくされた。復帰後も様々な部位を負傷、まさに満身創痍。正直、思い描いていた姿とは程遠く、思っているプレーができない自分に憤りを感じることが多い。



しかし思い悩んでいても過去の自分は戻ってこない。 


未来に向けて新しい自分を作るためにも今できることは何か、何をすればAチームに上がれるのかを常に考える必要がある。


これを見ている部員の中にはBチーム、Cチームで終わってもいいと思っている人も多いかもしれないし部員が多い早稲田だからこそその思考になってしまうのは仕方のない事だと思う。

しかし自分はやっぱりAチームで活躍することに意味があると感じている。一番上のフィールドで活躍することが家族や友人など今までお世話になった人に対する最高の恩返しになるし、何より自分のような怪我をした選手に対して勇気を与えることができると感じるから。だからこそ目の前の一瞬一瞬に集中し、一つの練習、試合を悔いのないものにしたい。




ここまで一気に書いてきましたが、今までのラクロス人生を振り返って学んだことがあります。




それは悔いのない選択をすることです。


大学生活の豊富にある時間では壁当てやウエイト、練習の振り返りといったラクロスに関する選択もあれば、友人と遊ぶといった選択もあると思います。

私は必ずしも全てをラクロスに捧げるべきだとは考えていません。


しかしどのような選択であってもその瞬間の楽さや雰囲気で決めるのではなく、自分が掲げた目標に照らして本当に後悔しないかを考えることが大切だと思います。そして大学生活が終わった時に「やるべきことはやり切った」と胸を張って言えるような選択を残り半年ですが積み重ねていきたいです。




ここからは感謝を伝えます。


まずは家族へ。

いつも支えてくれてありがとうございます。小学生から始まったスポーツ漬けの生活もあと半年なので最後応援よろしくお願いします。



次にコーチの方々へ。

社会人で時間のない中、自分たちにリソースを割いてくださりありがとうございます。特に丸田さん、優太さんには感謝してもしきれません。明日は丸田さん仕込みのIQと優太さん仕込みのプレーで必ず点取ります。


次にスタッフの方々へ。

いつも本当にありがとうございます。選手が不自由なくプレーできているのはスタッフが動いてくれているおかげです。特にTRには昨年怪我をしてからサポートしてもらいっぱなしなので試合の結果で恩返しします。


次にお世話になった先輩方へ。

まずは1年時お世話になった宮野さん、たけしさん、そして成澤さん。Aチームで活躍する姿をまだ見せられていないので今シーズン中に必ず見せます。


次に育成でお世話になったじょうさん。現在の井原組は当時のじょうさんなしでは無かったと思います。あと半年会場での応援お待ちしてます。


次に2年Bチームでお世話になった方々。

はるまさんとゆずきさんのラクロスIQについて行くのは本当にきつかったし、

夏合宿でじょうさんがオレゴンのモーションを持ってきた時は訳わからなかったし、

りょうだいさんはまじで優しかったし、

その他メンバーも個性豊かで毎日楽しかったし、

そんなチームをまとめていたざきそうさんはまじですごいなって思ってました。当時はクソガキムーブしてすみません。

昨年は活躍する姿を見せられなかったのであと半年、必ず結果を出して活躍する姿を見せます。




そして最後に明日活躍してくれるメンバーへ。

ごますり上手?のはるとととも

実は1番ごますり上手のもと

しっかり冷笑キャラのマッカーシー

最近笑顔が増えたくりしゅん

けんしん、こうへい以外見かけたことのないけんぽチャリ圏内のしんじろう

先輩になったら絶対怖いけんめい

マジで何考えてるかわからないかわら

最近互いの考えに共鳴してる地曳

全てのステータス丸被りで「ありー」しか言わないそら

みんなともっと仲良くしようねいつき

間違いなくキャパオーバーしてるりょうへい

同じく間違いなくキャパオーバーしてる宗次、早く骨折治しましょう


愛あるゆっさんファミリー(恐喝、畏怖、チクチク言葉、mtg恐怖症)の藤、ひびき、(ひだ)


明日は俺らのオフェンスをして絶対勝とう。






明日は日体戦。



自分にとっては二年越しのリーグ戦。



自分にとってもBチームにとっても「スタートライン」



この試合で井原組らしさの勝負強さを見せ、チームにいい流れを持ってこよう。



相手が誰であろうと自分のプレーを全うするのみ。



俺が点とって勝つんだという強い気持ちを持って試合に臨もう。



#29 AT 長谷川遼太

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