思い返せば華のないラクロス人生だった。
入部してからずっと下のチーム。
周りの同期が活躍してるのを後ろからただただ応援しているばかりだった。
自分はラクロス部にいて意味があるのかと何度も考えた。
でも、いま選手としてここにいる。
この仲間達と一緒に最後まで勝ち続けて日本一になりたいからだ。
学年ミーティングで4年生の想いを聞いて、こんな熱い仲間達とラクロスできていた幸せに気づいた。
どうしてもこのみんなと勝ちたいと思った。
悔しいけど、下手くそな自分じゃプレーで貢献はできない。
だけど、下のチームにいる4年生だからこそ今できる役割はあるはずだ。
いや、絶対に何かしなきゃいけない。
選手をやめてスタッフとしてチームに貢献しようと決心した仲間もいた。
自分にはこんな勇気はなかった。
それでもみんなは選手として残ることを許してくれた。
本当に感謝しています。
ありがとう。
だからこそスタッフになってくれた選手の分まで想いを背負ってラクロスをすると決めた。
"部員全員で日本一を獲ろう"
これは秋山がよく言ってることだ。
この目標に向けて、下のチームの下級生にも4年生の想いを浸透させること。
それが自分にできることだと思う。
泥臭くてもいい、カッコ悪くてもいい、下手くそなりに必死にラクロスをしてる姿を見せて伝えたい。
日本一になりたいという気持ちを。
試合に出れない選手も必ず秋山の、早稲田ラクロス部の力になろう。
部員一人一人が必ず役割を持っているはずだから。
全チーム一丸となって試合に臨もう。
最後は全日でファルコンズを倒した瞬間、Aチームのメンバーと同じくらいスタンドのみんなも泣いて笑えるチームになろう。
絶対にみんなで勝って早稲田ラクロス部の歴史を変えよう。
CHANGE
G(#58)稲田幹雄