早大学院のアメフト部だった私は隣のグラウンドで練習するラクロスのかっこよさに一目惚れしていた。
そして入部。だがラクロス生活は予想よりも厳しいもので
04:30起き、05:05最寄り駅発、06:22東伏見駅着、06:40練習開始
という普通の大学生からは考えられない時間帯での活動だった。
でもそれが私の大学生活の全てになった。
振り返れば、
つらいとき、苦しいときは幾度となくあった。
それでも乗り越えてこられたのはやはり隣で頑張る同期の存在があったからだと思う。
最高学年である4年になったとき、自分の中の同期の影響力の大きさを強く感じるようになった。
新チーム始動のMTGのとき、
いつもふざけたことしか言わなかった奴らが、どこに隠してたんだと思うくらい、アツい思いを語っていた。
こんなアツい奴らだったのか。
こんなアツい奴らとラクロスができるのか。
憧れてラクロスを始めたくせに惰性で続けていた自分が恥ずかしかった。
そして
52人いる同期の中には、今はもうプレーヤーをしていない人たちがいる。
チームのために、目指す日本一のために、
掲げた「CHANGE」のスローガンを体現するために、
自分のプレーヤーとしての道を諦め、スタッフへの転向を決意しチームに貢献している仲間たちがいる。
学生コーチ、アナライジングスタッフ、マネージャー。
本当に尊敬している。
彼らの覚悟の前では、練習のつらさ、苦しさなど取るに足らない、甘えだと、そう思える。
彼らの分まで、頑張ろうと思える。
後輩たちへ
「チャンスは均等だ。ただそのチャンスがどのタイミングで訪れるかは分からない。だから常に準備しておかなければならない。」
という嶋田さんの言葉を心に留めておいてほしい。
私は3年の春にきたそのチャンスをものにできなかった。
なぜあのときもっと頑張れなかったのか、
踏ん張れなかったのか、
後悔だけが残っている。
君たちには後悔をしてほしくない。
日々全力で取り組んでほしい。
その取り組みに上級生として全力で関わることが、Aチームではない自分の、役割だと思っている。
残り数ヶ月しかないけれど、自分の持っているものは全て伝えたいと思う。
よろしくな。
秋山組のシーズンも徐々に深まり、数日後には武蔵戦が控えている。
チーム全体で戦おう。
Aチームの選手の背中を押してやろう。
最後には
江戸陸の競技場で
最高の紺碧を歌おう。
CHANGE
MF #2 大槻純平