ASというスタッフの活動を始めて約9ヶ月が経った。
その活動も、長くてあと1ヶ月ちょっとしか残っていない。
2年の2月頃、秋山との面談で「俺たちの代から何人かスタッフに回ってもらおうと思っている」と言われた。
もちろん当時は選手として部に貢献したいと思っていたが、人数が多いこの部活では選手以外にもそれをサポートする立場の人間がもっと必要なことも感じていた。
それ以来どこか頭の片隅でスタッフ転向のことを意識していたのかもしれない。
それから選手として活動を続けたが、部には全く貢献できなかった。
去年の11月に代が変わってから、選手として最後の1年を頑張ろうと思っていたが、12月に肉離れをしてしまった。
そして迎えた今年の2月。
キックオフミーティングでスカウティングに関する宇野の話を聞いて、当時まだ怪我が完治していなかった自分が部に貢献できるのはこれしかないと思った。
宇野や土本やマネージャー達には迷惑ばかりかけてしまったが、Aチームの活動に初めて関わることができ、今まで感じることのできなかったやりがいを感じることができた。
自分の活動で部にどれくらい貢献できたのかは分からないが、少なくとも選手を続けていた場合よりは貢献できていただろう。
ASとしての活動を通して、組織に所属する人間はみんな何かしらの役割があり、その役割を全うすることが大事なのだということを改めて実感した。
今年の4年生は人数が多いが、みんな1人1人が自分の役割を理解していて、それをしっかりとこなすことができていると思う。だからきっとここまで強くなれたのだろう。
だから後輩のみんなにも、部に貢献するために自分のできることは何なのか常に考えながら行動することを意識してもらいたい。よく言われることだけど、このことはこの1年間で本当に強く実感した。
自分が部の中でどの立ち位置にいて、どういう強みを持っていて、何で部に貢献することができるのか。
170人全員がこのことを意識して活動すれば、間違いなくチームは強くなると思う。
さて、いよいよ3日後に関東FINALを迎える。
相手は宿敵の慶應。
六大戦、早慶戦、リーグ戦と試合を見てきたけど、試合を重ねる度に早稲田は目に見えて強くなってきている。
手強い相手だけど、部員1人1人が自分のできることを全力で取り組めば、きっと開幕戦の時みたいに圧倒することができると思う。
170人全員の力を合わせて、全員で慶應と戦おう。
CHANGE
AS 武田健作