ラクロス部での4年間は辛かったことばかり思い出されてしまう
1年生の頃は仕事を全然覚えられず
先輩に怒られる日々
2年生の時はモチベーションもなく
淡々と仕事をこなすだけの毎日
3年生では責任ある仕事を任せてもらい
先輩たちの勝利のために、と思って頑張っていたが
どこか他人事でいる自分がいた
一番辛かったのは間違いなく
4年生になってからだった
4年マネージャーは仕事を完璧にこなすのが当たり前
後藤組が周りから期待されれば期待されるほど
ありとあらゆる重圧に押しつぶされそうだった
選手は言いたい放題
理不尽に怒られたりもする
個性豊かなマネージャーをまとめることもできない
海外遠征前は寝ても覚めても考えなくてはいけないことがたくさんあって…(幹部陣に怒られる夢を何度も見ました笑)
正直
部活を辞めたくて
自分が不甲斐なくて
伏見からの帰り道
泣きながら自転車をこいだ日が何度あったかわからない
それでも
翌朝、伏見に行けば後輩マネージャーはちょっとずつ成長していて
同期スタッフはせっせと仕事をしている
選手は朝の6時から元気にショットを打っている
自分だけ無責任に辞めることなんてできない…
くじけそうになる時は、周りのみんなを見て力をもらった
残されたあと1ヶ月間もみんなの支えのもとで頑張っていく
ここからの戦いは私たちはまだ見たことのない
未知の世界
でもここまできたら
残された1ヶ月
最後まで全力で走り抜ける
選手のわがままを聞くのもあと1ヶ月
試合中に誇らしく感じる選手を見られるのもあと4回
10才の頃から憧れていた早慶戦の舞台
優勝して歌う紺碧は夢のように幸せだった
日本一をとって歌う紺碧はどれだけ誇らしいのだろう
未知の世界
日本一になった全部員で肩を組み
大きな輪を作って紺碧を歌う
この瞬間に4年間の辛かったことなんて消え去ってしまうだろう
攻
MG 藤田有希