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2018

~巧より強たれ~『早稲田日本一』本田丈武


 

攻めるってどういうことか。





1年前、「攻」というスローガンが決まってから、



そんな一年間にしたくて、攻めるって何なのか考えた。





ギラギラ。


よしギラギラした人間になろう。




震える。


よし震える一年間にしよう。





最初はこんなイメージからスタートした一年間だったが、





これだ!と決まったのはいつ頃だっただろうか。





「攻めるとは、現状に満足せず常に上を目指すこと。」





ラクロスに限界はない。



俺たちに限界はない。






大学4年間を振り返って、



いつだって攻めることができたわけではない。



弱く、適当な自分が自力で頑張って来れたわけではない。





攻めを忘れそうになった時、思い出させてくれたのは、自分の中にあった周りの人への「思い」だった。





あの人のようになりたい。



あの人を勝たせたい。



あの人の期待に応えたい。





あいつに負けたくない。



あいつのために自分は何かできないのか。



あいつの努力が正しかったことを、勝利で証明したいんだ。





4年間常にこんな思いを抱いていた。




そしてこの思いが自分を「攻」に向かわせてくれた。




自分の原動力だった。





早稲田ラクロスからだけではない。



東北から、関西から。



試合を観に来てくれる友達。



応援してくれる家族。



日本ラクロスの発展のために活動し、

平日は朝5時から筋トレしている社会人。





色んな人からエネルギーをもらって来ました。





別に与えているつもりはないんだろうけど、



勝手にもらったエネルギーがどれだけ自分を東伏見に向かわせたか、



どれだけ成長させてくれたか。





この、人との繋がりはラクロスがくれた自分にとってかけがえのないものです。







ラクロスは、


何かに没頭し本気になることの楽しさを教えてくれましたが、


それだけでなく、夢、仲間、経験、成長、色んなものを僕にくれました。





何事も本気で向き合い、取り組めば、


それは色んなものを自分に与えてくれるのだろう。


ただの結果だけではなくて。






さあ後藤組、





ラクロスがくれたもの



それはもうみんなにもあるはず。



それに対する自分の気持ち、思いを、見て見ぬふりをせず、素直になって、爆発させるんだ。



そうすれば、それは皆が“攻める”ための力になる。





たとえ一人じゃ弱い人だって、


それは自分を奮い立たせ、強く後押ししてくれる。





真の日本一へ。


新人戦二冠目へ。





その瞬間まで俺たちは満足しない。




もっと遠くへ。




やってやろう。




やるんだ!






DF(#9)本田 丈武


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