思えば４年間ずっと「使命」と戦っていた。
一年生の時から、
サマーβリーダーとして史上初βが優勝すること
ウィンターで5連覇を果たすこと
そして
2年前、必ず上手くなると言う“使命”を果たすため、１年間の留学に行った。
しかし、結果的にみんなの期待通りのプレーヤーにはなれなかった。
みんなの期待を裏切ってしまった瞬間である。
人生で一番情けなかった。
高校時代もそこそこ活躍し、その流れでウィンターもあすなろもフルで出場した。
そして最初からBチームでレベルの高い環境でプレーをさせてもらっていた。
しかし、帰国後から半年間Cチームだ。
実力的にレベルの高いプレーで日本一に貢献することは難しい。
そんな俺にできることはただ一つ、日本一への下からのサポートだ。
それにマッチした環境が今ここにある。
Bチームを日本一のチームにすること。
ただ、それもそんなに簡単ではなかった。
楽しい時だけ勝手に盛り上げって辛い時は下を向く。
自分勝手で、感情の起伏が激しい。
正直本気で辞めたくなる時もあった。
しかし、同期の頑張りや、コーチの方のサポートが僕を後押ししてくれた。
意識してやってきたことは一つ
“まとまり”だ。
個人の浮き沈みが激しいからこそ一つにまとまれば大きな力になると思った。
練習やミーティングはできるだけBのみでできる環境や、振り返りの時は小さく、「発言する人の目を見ろ」と。
その結果、少しずつではあったけど一つのチームができてきたと感じている。
時には厳しい言葉をかけた。
きつい暴言を吐いた。
そのうちに日々の成長が、次の日にまたみんなの顔を見るのがとても楽しみだった。
本当にかけがえのない時間である。
掴もうとしてもこぼれ落ちていくその時間に何度も「止まってくれ」と叫んでいた。
こんな時間をくれたみんなに本当に感謝したい。
コーチの方々
学生が発信しやすいような環境でサポートしていただき自分達の経験から僕たちにイメージを持たせた指導に感謝しています。
スタッフのみんな
色々無茶言ってすみません。ただ、その一つ一つの要求に真摯に向き合い答えてくれようとする姿、心強かったです。
四年生
本当に僕は33人全員尊敬している。
一人一人が僕にないものを持っている。一つ一つここでは書ききれないけどそれは本当に魅力的です。
Bの三年生
最後の一週間、集めて特に厳しい言葉をかけたけど、最後は三年生の根気強さ、主体性に感謝しています。
Bの二年生
メリハリのある姿、本当に魅力的です。そのフレッシュさ、明日も忘れずぶつけてください。
最後の果たすべき“使命”
ラクロスを通して出会えたすべての人に感謝をすること。
優勝することで、我々の当初の目標である全日本選手権優勝に弾みをつけること。
後輩達に優勝の経験をさせることで来年再来年以降何連覇もしていく早稲田の土台を作ること。
それが最後の“使命”である。
4年ぶり、そしてサマー以来青木組二度目の優勝へ。
WAVE
DF (#8) 栗林修平
