ラクロス部に入って良かった。
これまでの日々を思い返すと、心からそう感じる。
そんなことを思っていたら少し長くなってしまったが、ぜひ読んでほしい。
高校野球では一度もベンチ入りできず引退
中学野球のクラブチームでも控えメンバー
小学校は、運動会のリレー選手にすら選ばれたことはない
このような輝かしい経歴をひっさげ、ラクロスという未知のスポーツに挑戦した。
「ラクロスはやった分だけ上手くなれる」
この言葉を盲目的に信じて、気づけばラクロスに”夢中”になっていた。
先輩や海外の選手の動画を見てひたすら真似をする日々も
“とある場所”で、松村と栄作と壁当てのミスを競い合った日々も（今はしかるべき場所でやってください）
電話をつなぎながらNCAAの試合を研究した日々も、すごく懐かしい。
いつしかサマー、ウィンターと主力として出場できるほどまでに成長した。
サマーで優勝したときは、嬉しすぎて泣いた。
2年の時、ジョーや先輩たちがいるBのATで得点数を争う日々も、
超楽しかったな
ずっとスポーツをやってきて、初めて自分がプレーで貢献できていると感じられた。
このままチームを引っ張る存在へ駆け上がっていくと思ってた。
でも、人生上手くいくことばかりではないらしい。
2年の11月、Bのfinal4前日に怪我。
そこからはただ時間だけが過ぎていった。
期待を込めてAに置いてくれた平野組のシーズンも、結局一度もプレーすることなくBに落ちた。
何ヶ月もの間、同期がどんどん成長していくのをリハで眺めるだけのどん底の日々。
今年新チームが始まる前、コーチの方がチームに貢献できるかもな、と本気で考えた時期もあったが、
多くの人の支えがあり、いま自分はAでプレーしている。
こんなラクロス人生だったからか、最近になってよく思うことがある。
学生コーチになった同期、怪我でプレーヤーを退いた同期、リーグ戦の舞台に立てていない同期がいるなかで、
チームを代表してリーグ戦のフィールドに立てる。
全力で応援してくれる部員、きっと自分が知らない部分までチームを支えてくれているスタッフ、熱い指導をしてくださるコーチ陣、自分が信頼している人たちの前で、
4年間培ってきたものをプレーで表現できる機会がある。
そんな俺は、すごく“幸せ者”なんだと思う
だからこの幸せを噛みしめて、決して当たり前じゃないこの環境に感謝する。
そして、
「自分に出来ることを全力でやるだけ」
これは、自分がチームにどうすれば貢献できるかを考え続けてたどり着いた、
いたってシンプルで当たり前なひとつの答え
レイリーたちみたいにチームを引っ張れなくても、
足が遅かろうがパスキャが下手だろうが関係ない。周りと比較する必要もない。
いまの自分が出来ることをとにかく全力でやる。そしてそのキャパを広げていく。
大変だけど、そういう姿勢はきっと周りにも伝染していく。
自分が出来ない部分だけは、仲間を頼ればいい。
だから明日も、みんなを頼るよ
そしてフィールドに立てない人の分も、力の限り全力でプレーする
家族へ
ラクロスに限らず、自分がやりたいことを尊重してくれて、それに打ち込めるように支えてくれてありがとう。
おかげで本当に充実した学生生活を送ることが出来ました。
長きにわたった学生スポーツ人生も残りわずかです。
これまで野球一色だったけど、ようやくラクロスのルールを覚え始めたらしいので、もう少し試合見せられるように頑張ります。
後輩へ
なんだか年々この部活から上下関係が消えていってることを痛感するのは俺だけか。
ひそかにかっこいい先輩を目指してたけど、君たちのおかげで大失敗した。
でも、毎日本当に刺激をもらってる。ありがとう。
今どんなにしんどくても、 みんなもいつかは絶対引退する日が来てしまう。その時に後悔があったらもったいない。
だから何気ない毎日を、悔いのないように頑張ってほしい。
同期へ
まずは感謝。
みんなと出会えて本当に良かった。
同じ目標に向かって頑張るラクロス漬けの大学生活は、想像していた100倍楽しい。
ありがとう。
で、いつからか俺のことをイジリ倒してきた方々
特に今年は、イジられなかった日はない。
阿曽とかやえとか。君たちほんと狂ってるよ。
「どうせ『たくさんイジられたけど楽しかった、ありがとう。』とか書くんだろ」ってこの前シャワー室で誰かが言ってきたけど
まあ、書くでしょ。毎日楽しいです。
変な人多いけど、多分すごくいいチームだと思う。これからもよろしく。
残りわずかのラクロス生活、どのチームにいようが、どんな立場だろうが、全員が4年間の集大成を見せつけよう。
明日はついに東大戦
これを書いてると、めちゃくちゃ気持ちが高ぶる
読んでくれてる皆も、眠気がふっ飛ばない程度に熱くなっていてほしい
まだまだみんなとラクロスしたい、勝ちたい
心からそう思う
けど、東大だって早稲田を本気で倒しに来る
この試合に懸けている者同士の戦い
きっと熱い試合になる
正直内容なんてどうだっていい
東大より1点でも多くの点を積み重ねる
そのためだけに、
1プレー1プレー魂込めて
人生においてそう何度とない痺れる雰囲気を噛みしめて
勝とう
PUMP
OMF #24 成澤颯
