Dear Redbats,
みなさん元気にしていますか?
今日、東京は心が軽くなるくらい晴れています。
この文章を読んでいるということは、
Cチームは育成の準決勝を明日に控えているのですね。
大丈夫。
これまでやってきたことを信じて全力で戦ってきてください。
私はみんなを信じています。
PUMP
DF #64 鈴木雅登
これで終わりだと思ったそこの君、一発レッド。謹慎処分だ。
他にも沢山のお便りが届いているが紹介はここまでにして、ここからは真面目に書いていこう。
今、自分の思いを改めて文章に書き起こすと、この4年間の様々な思い出が蘇ってくる。
大学に入学したての頃、
サークルを探していた俺に家族がラクロス部を勧めてきた。
きっと兄もラクロスをやっていたからなんとなく勧めてきたんだろう。
実際に体験へ行ってみると、思いの外面白いラクロスに興味を持って、そのままの勢いで入部した。
他の人たちと違って、日本一になりたいとかそんな立派な思いを掲げて入部したわけではなく、なんとなく面白そうだったから入部した。
そこの差かは分からないけれど、入部してからの俺の序列はずっと下層だった。
しかも大して努力しないから、なおさらタチが悪い。
1on1では一瞬で抜かれたり、
1人で合宿のミーティングを何十分も長引かせたり、
散々な1年生だ。
しかも散々なのは1年生の時だけではなかった。
2年生、3年生となっていっても俺の立ち位置はほとんど変わらずにいた。
とりあえず東伏見に行って練習をし、終わったら速攻で家に帰る。
夏は暑くて練習がキツイから辞めたいと思い、
冬は寒くて布団を出るのがツライから辞めたいと思うこともあった。
こんな感じの今すぐにでもやめた方が良いような酷い選手だった。
けれど実はラクロス部での日々を楽しんでいたりもした。
サマーでの優勝や去年のBリーグの関東制覇の瞬間は普通に嬉しかったし、ウィンターや2年前の育成での敗退は普通に悔しかった。
そして、こういう場面を仲間と共有できる環境に喜びを感じていた。
つもりだった。
だが実際には俺が持っていた感情と、他の部員が抱えていた感情には大きな差があったと思う。
優勝や敗退の瞬間、みんながいろんな意味を持った涙を流している隣で、俺は"普通に"喜んで"普通に"悔しがっていた。
俺は試合に勝ったり、負けたりして泣いたことなんてない。
それほどまでに自分と周りとのラクロスに懸ける思いの差は大きかった。
俺には、みんなほどの喜びや悔しさを味わう資格なんてなかった。
そりゃそうだ。そんな境地に至るほど練習してないんだから。
そんなことを年始の決起ブログを書きながら感じて、虚しくなった。
だから今年だけはこれまで以上に頑張ろうと思った。というか4年生が2人しかいないから頑張るしかなかった。
チーム運営に関してはほとんど壮介が担っていたけど、盛り上げとか雰囲気づくりに関しては自分なりにかなり頑張った。
会話すらまともに出来ないようなチームを、壮介と一緒にラクロスの試合が出来るチームにまで育てた。
かなり壮介の方に負担がかかっていたが笑
その甲斐あってか、育成の予選で理科大に勝ったときはめちゃくちゃ嬉しかった。
この瞬間初めて、これまで持ちえなかった資格を得られた。そんな気がした。
初めてチームに貢献できたと実感した。
いや、Cチームが実感させてくれた。
お陰で今では、単に練習に行くことすら楽しい。
Cチームの後輩は世に出してはいけないような奴らばっかりだけど、そいつらのお陰で今年は入部以来最高に楽しかった。
だからこそ、Cチームには感謝しているし、そんなCチームが大好きだ。
もちろんAチームでバリバリ活躍している世界線にも憧れるが、
Cチームで可愛くも生意気な後輩に出会えたことを考えると、この世界線に後悔は全くない。
ここまでCチームのことばかり書いてきたが、同期にもめちゃくちゃ感謝してる。
結局大学でできた友達のほとんどがラクロス部の同期だったけど、そんな同期が居たから最高の大学生活になった。
みんなが、このめちゃくちゃだが最高の日々を彩ってくれた。
そんな仲間たちと東伏見に行けるのも今年で終わりだと思うと悲しみの涙がホロリ、、、
これじゃインクが滲んで何書いたか読めねぇっつうの。
まぁ、これパソコンで書いてるから、大丈夫なんだけど。
山田くん、座布団を20枚ほど持ってきなさい、、、
冗談はさておき、明日の試合に負ければCチームの挑戦はこれで終わりだ。
正直明日の試合がちょっと怖い。
負けたら、みんなと優勝に向かって練習することも叶わなくなるから。
ラクロス部での4年間が終わるから。
だから明日中央をけちょんけちょんにしてやろう。
もう相手が何大学なのか判別できなくなるくらい、
いや、もう2度とラクロスなんてしたくないって思わせるほどに。
そして必ず決勝に行こう。
有終の美を飾るとかそんなんじゃなくて、
ただみんなと少しでも長くラクロスをしたいから。
From Masato Suzuki
PUMP
DF #64 鈴木雅登