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2022

~巧より強たれ~『繋がっている』松村賢汰

「PUMP」と「WAVE」









何か似ていると感じるのは自分だけだろうか。





後輩のみんなには「WAVE」が何かわかるかな。





20卒青木組のスローガンだ。




1つのグランドボール。1つのショット。1つの勝利。




そんな小さな波がやがて大きな波となり日本一に繋がる。




確かそんな意味が込められていた。(そういう意味合いもあったと思う。)




おれはこの2つのスローガンが好きだ。











同期には青木組に憧れを抱いている人が多いと思う。





入部して間もなくあった早慶戦。







延長サドンビクトリーでの勝利。






ラクロスのルールすらあやふやだったのに。






自分がプレーしているわけでもないのに。




心が震えた。







人生で感じたことのない高揚感だった。






自分もあの舞台立ちたい。






立てるチャンスがあることに胸が熱くなった。













そんな青木組でのシーズンは深まり




Bリーグ優勝、育成リーグ優勝と徐々にその波は大きくなっていった





その中に自分たちのサマー優勝もあった。




自分のプレーがAチームの日本一に繋っていると本気で信じていた。自分も早稲田ラクロスの一員だと。



12月。全チーム優勝という大きな波が全日本学生選手権優勝という結果になった。




今までの、


これからの、




全てが日本一に繋がっているのではないか。



ラクロスには直接関係ないようなことでさえも何かしらの形で繋がっているように感じた。







そんな俺の「今まで」がどんなものだったか振り返ってみようと思う。

どれも大切な記憶だから書き漏らさないように。








1年。



何もかも中途半端な自分から変わりたくて





「日本一」という言葉に憧れて





入部を決めた。





初めてのラクロスは棒が痛いしヘルメット重いしとんでもなく早起きだった。





それでも壁当てが50回連続で出来たとき。





コソ練したダッチが上手くいったとき。





めちゃめちゃ嬉しかった。






気付けば頭の中ラクロスでいっぱいだった。






“とある場所”で、颯と栄作と壁当てのミスを競い合ったこともあった。





フレキャンでは偶然同じ宿にサークルに入った学院サッカー部同期がいて、体育会に入ったことをひとり実感した。






同期で臨んだサマー優勝は泣くほど嬉しかったし





ウィンター敗北ではラクロスの怖さを知った。








2年。



徳増さん(丸田組23番)、莉央さん、半場さん(青木組23番)と掴み取ったBリーグ優勝。





最高だった。







あのパッション溢れるチーム。





ほんとに好きだった。










3年。



新体制になっての間もなくの練習。




アップのサイドキックをてきとうにやって奥さんに名指しで注意され (それが初絡みでした笑)




その日の夜、宮脇さんに「お前全然成長してない」と言われBチームに落とされた。





大見さんに「今日はクリアしなくていい」と試合中吐き捨てられたこともあった。







勝つと信じて臨んだリーグ戦。










目の前から放たれたショット。











振り返るとゴールネットが揺れていた。










早稲田で最後にボールを触っていたのは俺だった。








4年



お互いの覚悟を再確認した学年ミーティング。






齋藤組の初タイトルである六大戦。






狭山のナイター練でばんゆとした喧嘩。






早慶戦で見せつけられた歓喜の輪。






東大戦前、「Final4合宿のキャンセル費払うのだるいから勝とう」という阿曽との会話(本当はお互い本気で勝ちたいってわかっているのに)




まだまだ書ききれないほど沢山のことがあった。




楽しいことも。辛かったことも。頑張ったことも。







そして今。








「巧より強たれ」を書いている。








「正直書きたくない」





と思ってしまった自分がいたことは、隠さないことにした。





最後のリーグ戦なのに不甲斐ないプレーばかり


自分に書ける事なんてない。


もっと活躍して、憧れた先輩や輝いている同期のように


自信満々にかっこいいこと書きたかった。





そう思った。







今の俺はなんて情けないのだろう。













でも











それでも










それすらも











「日本一」を目指す自分に吸い上げられ(PUMP)









「日本一」を目指す自分の波となっている。(WAVE)
















確信した。








今、目の前のことに全力を尽すしかない。







苦しいときでも上手くいっているときでも同じ






結局はそれが自分になるから。







当然のことだ。





そしてそんなことは青木組の大きな波を見たときにとっくに気が付いていたのかもしれない。









「今、ここ、自分。」




本当にすごい言葉だ。




多くの先輩が残していたのを知っている。






最後の最後、自分もそこにたどり着いてしまった。







後輩へ

4年間は思っているより短い。選手、スタッフなんて関係ない。毎日の練習をこなしているだけだといつの間にか上級生になって最終学年を迎える。どれだけ目の前の事に全力を尽せるか。その積み重ねだよ。

DFのみんな、成長を楽しみにしてるよ。「声」出せるようになれよ。





監督、コーチの方々へ

朝早い中、時には有給を使ってまで練習に来て下さり本当にありがとうございました。

自分達だけでは到底ここまで来ることは出来なかったと思っています。

特に奥さんにはDF、クリアライドと本当にお世話になりました。言葉なんかではとても足りないので、必ず結果で恩返します。




家族へ

面と向かって感謝の言葉を伝えるのは得意じゃないからこの場をお借りします。

横浜からも何かと気にかけくれてありがとうございます。「困ったことあったら相談しな」ってあの言葉に救われていました。

そしてばあちゃん。4年間一度も欠かさず自分より早く起きて朝ご飯を作ってもらうことをはじめ、ラクロスに向き合う環境を作ってもらいたくさん支えられました。感謝しきれません。本当にありがとうございます。





最後に同期へ








斎藤組でよかった。








心からそう思っている。








家族よりも長い時間を過ごした。








思い出はありすぎて書ききれない。








とにかく、








みんなが大好きだ。








みんなと「日本一」になりたい。








今はただそれだけ。























さあ明日はFINAL4







全学のかかった大一番。










もう迷わない。









目の前のグラボ、クリア、ショット












全力を尽す。









そして斎藤組にとっては一つの通過点









強い早稲田を知る俺たちが










青木組の頃からPUMPしてきた「日本一」への想いを胸に。












最後の笛がなる時まで。









それぞれの全力を尽そう。










きっとその全部が











齋藤組の








「勝利」へ










「日本一」へ










繋がっているから。





PUMP


DMF #23 松村賢汰

コメント
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小林里駆
2022-10-15 22:11:10

がんばれ!!!
応援してるよ?