A→B 畔柳
当時のパフォーマンスを見たら当然の結果だった。
誰にも勝てる気がしなかった。4年にもなって情けないが、自分が信じられなくなった。
横国・獨協との練習試合
後悔しないようにやることやってこいって栄作に言われたのを覚えてる
そこで結局レイクに逃げたのも実に俺らしいなと思ったけど
降格のメーリスを見たのはその試合の次の週だった。
D,C,B,Aチームと全てのチームを経験したけど
チームが下がる経験は4年生で初めてだった。
いつか忘れたけど、育さんに勝てないけど粘れるのが強みだよねって言われた。
この褒めてるのか何なのかわからない言葉を認めたくなかったけど、
阿曽にも「畔は負けてる方がやりやすい」と言われる始末。しかも六大戦で俺の負けからしっかり点決めるし。
そんな自分を変えたくて勝因になるフェイスをしようと臨んだBリーグ、
開幕アシストした武蔵戦は負けるし
12本中11本ポゼッションの慶應戦も負けるし
俺が調子を落とした青学戦は大勝するし
今日練習終わりに大野木さんに畔は試合展開上ダメなところでイリプロするよねってちょっと気にしてたとこ突かれるし。
こうして文字にすると、今年は散々だったなと思う。
ただ、楽しかった。
行ける日はほぼ毎日夜練いって
安定剤飲んで電車乗って密かに吐きながら練習して
オフの日も武者行って
六大戦スタメンで出れて優勝して
Bに落ちて
腰痛めてリハに入って
早慶戦はただ眺めることしかできなくて。
努力して、嬉しくて、悔しくて、痛くて、苦しい。最高に楽しい日々。
もしかしたらもっと上手くやれたかもしれない
でもそれも含めて
「この4年間に後悔はない」
これが巧より強たれに書けてよかった。
後輩へ
最近、現青学DFコーチで19年早稲田HCのモナさんのブログを読んだ。
暇だったら読んでみて。
「今、ここ、自分」
巧より強たれを読んでいると本当に毎回のように出てくるこの言葉。
あってもなくても困らない広報において、どこに価値を見出すのか。
別に自分がいなくても組織が回ってしまうから
部内での自分が持つ「役割」が一体何なのかわからない。
結果が伴うかわからないから努力することが怖い。
そんなことを悩んでいた時に、この言葉、この考え方が本当に力になった。
C・Dチームや一年生の中で評価が低いプレーヤーは
めちゃめちゃ辛いと思う。俺もずっとそうだったから。
ミスするたびに辞めたいと思ってた。
なにより辛いのは、プレーで貢献できないから自分はチームに要らない存在だと思ってしまうこと。
そんな辛いときは、ラクロスに没頭するより前に、
「ラクロス部に所属する自分自身」について考えてみよう。
今の自分はチームに対して何ができているのか。
去年のBチームには、試合に出れないのに声出しだけでBに残り続けたやつもいたし、
リハの間にチームのためにできることを考えてテーピングまで巻けるようになったやつもいるし
中にはプレーをやめてスタッフ・コーチ転向という大きな選択をしてチームに還元しているやつもいる。
やり方は色々。
大事なのは、今できることを全力でやること。
「日々の何気ない選択や考えが君たちを形作る。」
もし毎日を漠然とこなすラクロス生活をしてるならやめにしよう
考えてラクロスした方が圧倒的に楽しいから。
最後に感謝を
Bで一人の俺を武者で受け入れてくれた大学。
特に中央・法政・成城には本当にお世話になりました。あと日体
法政は1部昇格おめでとう!中央の育成、成城のリーグ戦も応援してます。ひかるも入れ替え戦頑張れ
期待し気にかけて下さった先輩方。
特に育さんをはじめ、コーチや武者に来てくださった先輩方。
かけてくれる言葉が自分の原動力になってました。
ゆうたさんのプレー以外の部分での考え方や部活の捉え方も
4年間で自分を形成していく中で大きな力になりました。ありがとうございます。
4年になって、1年と4年の関係でここまで何かを残せていることの凄さを感じています。
後輩たちに何かを残して引退できるよう尽力します。
専任。
言いたいことはまとまらないんだけど、とりあえず今年のFOは仲良くてよかった。(笑)
楽しく充実した4年間を過ごせたのは間違いなく栄作と健人のおかげだし、
かなりやかましかったけどカズの底なしの元気に救われる部分も多かった。ありがとう。
最後に家族へ
いつも応援してくれてありがとう。
何度生まれ変わってもこの家庭に生まれたいと思うくらいには幸せです。
もう少しだけ迷惑かけます。
BのFINAL4が終わって、全学まで引退が伸びた時
周りには長いよ~なんておちゃらけたけど
実際はまだ2か月もできるのかと本気で思ったし
できればこの時間が長く続いてほしいなとも思っている。
明日は関東ファイナル。
「絶対勝つ」なんてここにも書くのも気が引けるくらい臆病な俺だけど
それでも明日は絶対に勝つ。
自転車のハンドルをフェイスの握り方で握るフェイスバカと
動けなくなるまで無茶しちゃう7年目の腐れ縁と
俺とは違って真っ直ぐ成長する来年が楽しみな後輩たちと作ってきた
愛すべき最高で最強のFOユニットに
タイトルを持ち帰るために。
pump
FO #65 畔柳諒大