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2022

~巧より強たれ~『One shot』中口穣

どんな巧より強たれを書くことになるのか1年の頃からワクワクしていた。





ミールさんみたいに面白い掴み、半場さんみたいな関わりのない人まで届く強たれ、俊太さんのようなみんなのモチベをあげる内容。





ラクロス部に入ったのはこの「巧より強たれ」に強く惹かれたからである。




言葉の意味、それを部訓としている人たち




その両方でかっこよく思えた。




姉がやっていたよく分からない棒を使った部活に暇だから行ってみるかとアルファと足を運んだら説明されたこの言葉








「強い人間になりたい」











幼い頃からそう思っていた自分には深く刺さった。






そんな憧れから入部したが入部してからのギャップがとても大きかった。





高校に比べて練習は楽だし、本当に部活なの?って舐めたことを言っていたこともあった。



当初は表面だけ見てここじゃないのかなとか思ったりしていた。







しかし、2019年5月20日の早慶戦。




この試合で自分の中でラクロスとの向き合い方が大きく変わった。




あの試合のラストシーン。




見たことがない1年生は今すぐ見て欲しい。





サドンビクトリーで右横から中小路さんが打ったスタンシュー。






まだ、ラクロスについて何も知らない自分でもあのシュートがどんなに重いのかを感じ取り、自分もああなりたいと素直に思えた。






あの1プレー、1シュートが自分の心に火をつけた。





あの日を境に夜練に通い始め




気づいたら両親にお願いして引っ越し、エターナル伏見のスタート。





そこからはとても充実していた。





朝練習に行き


授業後にめんどくさがる平林を連れて新井薬師


寮でクロスワークをつけようとクロスを振り回し(なん枚の食器を割ったことか笑)


ウェイトをして、


夜には幹太とミキとショットを打ちまくる日々。




ショット練最後の一球は決まって右横。


舞台は早慶戦サドンビクトリー


中小路さんになったつもりでファーを打ち抜く。


誰よりもグラウンドに行ってショット練をしていた。



ひたすらこの繰り返し



こんな日々が最高に楽しかった。




そして、2年のBリーグ


6on6や試合で点を取る度にばかみたいにはしゃいで喜んでくれるpassion男とfire男


逆に点を取る度に闘志を燃やしてくる浅見さんと鉄男さんとハヤテ。


この環境、仲間があったからこそ頑張ることができ、さらに上手くなりたいと思えた。


その結果、関東ファイナルで慶応を倒し自分の中で成長している実感を得ることができていた。




ここまでは、自分の想像していた通りスムーズにラクロスが上手くなり順調に目標に近づいているなと思っていた。




輝かしいラクロス人生を歩んでシーズンの終盤にカッコいい強たれを書いて全日優勝して終わるのだと本気で信じていた。







ただそんなうまくいくわけもなく、






怪我をしてラクロスができない日々が続いた。復帰してもすぐまた痛くなって離脱。




正直、何回折れかけたことか。




仲間が点を取ると嬉しい。勝つと嬉しい。





けど、素直に喜べない。悔しい気持ちが大きくなる。





自分もあれくらいはできると心の底で思っていた。




そんな日ばっかりだった。




4年になって副将になったがこの気持ちは変わらなかった。





六大学戦は優勝したけど嬉しいよりも悔しいが強かった。





そして、ついに目標にしてきた最後の早慶戦は出られず。





結果は、3年前の真逆の状況で慶応のイケメンキャプテンに歓声を持っていかれた。




早慶戦に負けてやっと




「今、ここ、自分」この言葉の意味がわかった気がする。




強がっていては成長はないなと。



強がらずに自分を見つめようと。




3年生の頃の自分言いたい。


怪我して思うように動けない


自分の実力の50%も出せてないなと思ってしまう


怪我が治ればもとの100%を出せる


怪我が治れば自主練たくさんしてすぐみんなに追いつける


そう強がっていた。


ただそんな考えは捨てて自分を見つめ直して欲しい。


その50%が今の自分の100%なんだと。


だから切り替えて今できることに全力を注ぐべきと。




そうして、今の自分が100%の力を出し切るためにはどうすればいいかを考えた。




それが、Bコーチになる選択だった。



そして、怪我が良くなった時にはプレイヤーに戻るという選択だった。




まぁ、そのせいでたくさんの人に迷惑をかけたし(Bチーム恒例ブレイキングダウンも開催することにもなった笑)





中途半端なやつだなとも言われたりしたこともあった。




ましてや、いつの間にかAは負けてるし。





けど自分の考える「今、ここ、自分」「強たれ」を体現することはできたとは思う。




あの時の判断を後悔はしていない。




胸を張って良かったと言える。












こうやって強たれを書いていると本当に周りの人に支えられたなと感じる。





毎試合前に任せろと笑顔で握手をしに来てくれる頼もしい主将


どんな時も優しく話を聞いてくれるもう1人の副将


本当に大変な仕事をこなしながらたくさんの相談に乗ってくれたスタッフリーダー


この3人には助けられてばっかりでした。

本当にありがとう。






コーチ陣



休日のみならず平日仕事で忙しい中常にチームのことを考えてくださり

本当にありがとうございました。

今年こそB全学優勝しましょう。






兄姉



ラクロスと出会うきっかけをくれたり、自分にとっての1番のかっこいい目標でいてくれてありがとう。2人とも尊敬しています。



そして、お父様お母様。



4年間ラクロスに打ち込める環境をありがとうございました。


高校から怪我ばっかりで心配させることが多かったと思います。


でも、2人のおかげで最高な学生生活を送ることができました。

本当に感謝ばかりです。


厳しく、時に優しく、そして厳しく育ててくれてありがとうございます。笑

これからもよろしくお願いします。






Bチームの後輩のみんな



Bに来た当初は


全くやる気の感じられないただ俺に怯えている2年生


ふざけてばかりいる3年生


途中、アメリカから電撃的に入部してきたフレッシュマン


と不安でしかなかったけど


みんな頼もしくなり、最高に楽しい半年間でした。


今ではBに来て本当によかったと思えます。


来年みんながリーグ戦で活躍する姿を楽しみにしています。


本当にありがとう。






同期のみんな



最後一緒にプレーできなかったのはだいぶ悔しいけど


みんなで作り上げた斎藤組は最高でした。


この代で本当によかったなと感じています。


ありがとう。


(僕も早実野球部出身みたいに7年めのアルファに何か書こうと思ったのですが特に思い浮かばなかったのでなしです。笑)






思い描いていた輝かしいラクロス人生とはだいぶ違ったけど好きな人たちと好きなラクロスをすることができ幸せでした。








あとは最後どう終わるか




早慶戦前に秋山さんがみんなに聞いた。




「勝たなければいけないのか、勝ちたいのか」






僕は勝ちたいです。






勝った方が圧倒的に楽しい。






去年はとみけんさんを勝たせられなかった。





今年こそは勝とう。




斎藤組を勝ちで締めくくろう。



誰かに熱い気持ちが伝わるように。





その一瞬、その一球に思いをこめて勝とう。






そして、強くなろう。




Pump



#22 AT 中口穣

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