体育会ってなに...?
そう思いながら入部した一年生の「僕」。
高校の時、部活動を半年しかやっていない僕にとって、体育会という環境は未知の世界であった。
実際理不尽なことばっかで
何度も逃げ出したいと思ったこの4年間…
しかし、今私はこの「巧より強たれ」にこの4年間の気持ちを綴っている。
逃げ出したいと思ったこと、今年でも何回もあったのに
なぜ逃げ出さずに、今こうやって書いているのか…
4年間を振り返ってみると、私は人に恵まれた。
その人達に支えられたからここまで続ける事が出来たと思っている。
直接言葉で伝えるのは恥ずかしく、自分らしくないので、この場を借りてその人達に伝えたい。
高校、大学、アメリカ等の友人達、
オフに合わせて飲み等に誘ってくれて、ありがとう。
辛い部活から現実逃避できてリフレッシュする事ができた。
そしていつも応援してくれて、ありがとう。
部活の先輩、コーチの方々、
部活を知らない自分に優しく教えて頂き、ありがとうございます。
日本語が不十分な自分をいじってくれたり、ご飯に連れって行ってくれたり、本当にありがとうございます。
またコーチの方々は主務として足りない部分を御指導頂きまして、ありがとうございます。
後輩達、
私の事を先輩としてみてくれて(数人だが)ありがとう。
友達の様に絡んで気まずい気持ちさせたが、優しく対応してくれてありがとう。
数少ないこの代についてきてくれているたくましい後輩達。
ありがとう。
そしていつも体調管理や食事管理してくれる 母、
仕事で忙しくてもいつも気にかけてくれる 父、
生きる時間帯が真逆でもいつも応援してくれている 弟、
ありがとう。
最後に
この4年間365日何日一緒にいただろうと思う、
同期。
実際みんなは私とは関わりたくないと思っているほど一緒にいる。
でも私は同期に何度も救われ、何度も前を向く事ができた。
道を外れた時は叱ってくれ、
時には私の成長を思いアドバイスをしてくれた。
一緒に自主練、ウエイトをしたり
私が怪我した時ケアをしてくれたり
頼りない主務をバックアップしてくたり
飲んだり、遊んだり、
この4年間は、同期なしでは語れない。
片思いであろうと私は同期が大好きだ。
同期がいなければ全てを捨てて、
逃げ出していたであろう。
本当にありがとう。
だから私はこの同期と一緒に去年の11月掲げた
「日本一」の目標を成し遂げたい。
そのためにBチームも日本一になることが、今Bチームの一員として出来る事であると思っている。
これでAにいい風を吹かせ、そしてBがレベルアップする事は、Aの「日本一」に貢献できると思う。
だから大好きなBチームのみんな、
滾って、滾って、絶対優勝しよう!
同期とできるラクロスは最大で2カ月ちょっと。
私はあの全日の舞台で引退を笑顔で迎えたい。
その時は恥ずかしさを取っ払って
みんなに面と向かって言う
この感謝の気持ちを。
DF #17 主務 小林 薫平
「滾れ」